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旅の途中で (新潮文庫)

旅の途中で (新潮文庫)

旅の途中で (新潮文庫)

作家
高倉健
出版社
新潮社
発売日
2005-12-22
ISBN
9784101254111
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旅の途中で (新潮文庫) / 感想・レビュー

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のっち♬

ラジオ番組を元に書き下ろしたエッセイ。日常の素朴な感動を大切にする、合理社会へのアンチテーゼのような価値観は相変わらず。雨の音に耳を傾けつつ珈琲を用意して読みたくなる寡黙さ。手紙の紹介と謙虚なコメントの対比に性格がよく出ている。有名画家から遊女までどんな相手にも感謝とエールを欠かさない。石垣島での"拍手されるよりする方が豊かになれる"という自覚は蓄積で裏付けられたものだろう。安易に繋がって切れる現代人は変化に躍起になり過ぎて人間であることを静かに喜ぶのを忘れてはいまいか。"いい"に能書きも理屈も要らない。

2022/12/13

cozicozy

少しずつ読み進めました。読まない日もあったりして、読了までに時間がかかりました。高倉健という俳優さんの名前は知っていますが、どのような方なのか知りませんでした。『旅の途中で』は、生真面目な高倉健さん自身を感じられる興味深い書籍だと思います。映画スターと言われる方ですが、どこまでも謙虚で、普通の感覚を持ちながらも、ある意味普通ではないような感覚を持っている方なのではないかと思いました。書店で見かけて、これは読んでみようと入手した1冊です。高倉健さんの出演作や著作に興味が出てきました。心に残る1冊です。

2016/10/29

T2y@

三冊目の健さんのエッセイ。 これも、じーんと来る良さがあった。 各界の(比較的無名な)新進気鋭の若手に対するエールと、彼らに対するリスペクト。 不器用なんじゃなく、感受性がとても鋭敏なのだろう。 比叡山 酒井阿闍梨との対談も良かった。

2015/07/29

ともひろ

高倉健という人の人間味がにじみ出るようなエッセー。些細なことにも、感動できる感性が素敵だなと思います。

2016/05/24

donboo

高倉健さんのファンだという同僚から借りた映画「遥かなる山の呼び声」意外とマイナーだけど好きなんですよって!温かくて優しくて素晴らしい映画でした。エンディングは何度もリピートしてしまいました。あっ!!読メ!本の感想でしたね。スクリーンの言葉少なめの演技。本では健さん沢山話してくれます。男から見てもかっこいいと思います。奥深い人脈が人柄を表していると思います。

2017/07/29

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