ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)
ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫) / 感想・レビュー
財布にジャック
「ギリシア神話を知っていますか」という題名が私に向かって呼びかけているようで、ついつい「知りません・・・」とぶつぶつと答えてました。知らないなんて恥ずかしいかなぁとちょっと焦っちゃう題名ですよね。そして、この本を読み終わってみると、ギリシアの神様たちって結構俗っぽくて楽しいってことが、よ~く解りました。しかし、カタカナ名前の神々は憶えようとしてもゴチャゴチャになってしまうので、今後他の本の中で出てきても、又誰?って考え込んでしまいそうなので、そんな時はこの本を引っ張り出してこようと思います。
2011/06/08
はたっぴ
今月の日経『私の履歴書』で興味を抱き手にした本書。膨大なギリシア神話の中の著名なエピソードが取り上げられており、誰もが聞いたことのある恋物語や冒険譚、英雄譚が楽しめる。『少年の頃にギリシア神話にめぐりあったのは私の脳味噌の機種のありかたに、たしかに微妙な変化を与えているようだ。美しいものへの関心、物語への傾斜、運命についての考え方、いや、そんな明確なことばかりではあるまい。ある種の文化精神が自分でも気づかない形で浸み込んでいるに違いない。』という著者の言葉そのままに嬉々として語られた一冊。
2018/06/29
つーこ
再読。広〜く浅〜く、でも解りやす〜く描かれてあり何度読んでも面白い♪神々でも嫉妬とか浮気とかいじわるとか嘘とか、いっぱいやってるんだと思うと、我々人間がそんな感情抱くのは当然かとちょっとホッとしたりして。現代でも使われてる言葉の語源とか知るとすっごく面白いよね。
2012/12/03
Apple
ギリシャ神話についての事前知識を一切持たず読みました. 結構さらっと書かれているのかなという印象ですが,興味を持つには最適の一冊であると感じました. 一番面白いと感じたのはテーバイのオイディプス王の話です.神話といっても人間が中心に描かれる物語になっているのだな,と思いました. 入門編として本書を読んだからには,気合いを入れてギリシャ神話を通して書いた作品を読んでみたくなるものでしょう.
2021/05/23
ずっきん
『ホメロスを楽しむために』よりこっちが先なのかな。『イリアス』『オデュッセイア』のあらすじもあり。エッセイ部分の蘊蓄も(ほぼ)楽しい。
2022/06/23
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