早過ぎた予言者 (新潮文庫 あ 7-6)
早過ぎた予言者 (新潮文庫 あ 7-6) / 感想・レビュー
takaC
阿刀田高氏の作品はだまし絵に似ている。確かに。
2015/01/22
KAZOO
表題作を含む短篇が12収められています。時間を盗むモモのような話や夢なのか現実なのかわからないような話があり楽しく読みました。
2014/12/18
NORI
再読。現実と幻想の狭間。「世にも奇妙な物語」系。←Z世代にはこれも分からないか? 男女の関係も含んだ「大人の星新一」といった趣。小中学生時代に星新一を読みまくった後、阿刀田作品に辿り着いたのは自然な流れだったと思う。オトナの世界を垣間見ているようで、中高生には刺激的だった。古本屋で100円だったこともあるけど。 本書は、ショートショート系、エッセイ風、ミステリーを含む12の短編集。1話25ページ前後で、隙間時間にも読みやすい。 令和の時代でも十分読める。昭和なのは、電話ボックスと野良犬の存在くらいかな。
2024/03/01
巣々木
博識の著者らしく、ウンチクと話のネタの絡ませ具合が絶妙で最後まで飽きずに楽しむことができた。特にタイトルにもなった「早すぎた預言者」はストーリーテラーとしての著者の矜持を感じる一編として感動的でさえあった。普通この手のショートショートは上手いなあと感心することはあっても感動ってなかなかないものだが。
2018/11/25
annami
実家の本棚から持ちだした本。多分独身の時に読んでいるが内容は覚えていなかったので、面白く読めた。不思議な世界を現実的に語るところが、阿刀田さんらしい。逆に、その覚めた目線ゆえに、不思議な世界に浸りきれないのがさみしい。
2011/01/31
感想・レビューをもっと見る