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アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫 あ 7-8)

アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫 あ 7-8)

アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫 あ 7-8)

作家
阿刀田高
出版社
新潮社
発売日
1986-12-01
ISBN
9784101255088
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アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫 あ 7-8) / 感想・レビュー

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財布にジャック

阿刀田さんのこういうシリーズは、外れなしです。アラビアンナイトに興味を持ちました。阿刀田さんが選んでくれたお話は、はちゃめちゃなストーリーなのに、魅力的なお話ばかりでした。

2016/11/03

かんらんしゃ🎡

★子供の頃は桃太郎を聞きながら眠った。「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に。おばあさんは途中でお腹が痛くなり大きなオナラをしました。するとおじいさんは柴を刈らずにクサかった」ゲラゲラゲラ!大笑いで眠るどこじゃない。★大人になるとAVビデオが寝物語になった。昔なら艶っぽいアラビアンナイトか。こりゃやっぱり寝られんわい。

2016/02/01

大阪魂

阿刀田さんの古典入門シリーズ、アラビアンナイト編!シェイクスピアが代表作ばっかりやったから、この本もアラジン、アリババ、シンドバッドがでてくるんやろなあ、っておもてたらそーゆー有名どころはぜんぜん出てけえへんくて、とにかく美男美女、王様、王妃、遊びまくる男に、不倫しまくる女たちが続々…まあササン朝ペルシャのシャーリャルって大王に殺されへんよーに、シャーラザッドって娘が千一夜続けて毎晩夜伽の際に話した面白い話を集めたのが元々やったらしいから、そーゆーエッチ系の話が多くなったんやろねーそれより有名作読みたいー

2023/08/13

saga

【再読】アラビアンナイトに対する知識は、冒頭に奥様が著者の問いに答えたよりも少ない。玉石混交で石が多いとなると、全部に当たらずとも本書で十分な気がする。知っていますかシリーズの旧約・新約聖書を読了直後に本書を読むと、いきなり俗の世界に紛れ込んだ印象。アラーの神がおわすイスラム世界(当時)の、男女の営みに対する自由さが感じられた。

2019/11/04

イプシロン

著者も述べているが『千夜一夜物語』は、荒唐無稽でテーマも曖昧、文学として完成度が高いとはいえないだろう。しかしそれは欧米文化に染まった眼で見た場合といえまいか。欧州、エジプト、ロシア、インドに囲まれ、険しい自然環境にあって生まれる物語は、哲学や寓意というテーマを顧みるより、まず「生きることの大変さ」を物語っているように思えた。多様化する現代、人類が思想哲学的に共感し合おうとしても困難になりつつある現状に必要なのは、アラビアンナイトにある「生きるのは大変だよね」という大らかな共感意識や慈愛のような気がした。

2019/03/09

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