阿刀田高のサミング・アップ (新潮文庫 あ 7-18)
阿刀田高のサミング・アップ (新潮文庫 あ 7-18) / 感想・レビュー
MIKETOM
これは非常にユニークな本。同じ体験を基に書いたエッセイと短編小説。同じアイディアで書いたショートショートと短編小説。テレビドラマになった短編とそのドラマのシナリオ。阿刀田が小説教室の講師をしていた時のある生徒のショートショートと阿刀田がそれを添削したもの。といった形で各二編ずつ収録されている。いずれも阿刀田の解説がつく。これがかなり面白かった。他に、阿刀田の短編を原作にしたわたなべまさこのホラーマンガも掲載されている。エッセイと短編小説は俺の地元の蔵王山が舞台。あの蔵王山頂の火口湖が目に浮かぶ(^-^)v
2017/09/07
takaC
1993年6月読了。
1999/01/01
がぼ
エッセイやコラム、ショートショートなどが詰まった本。 同じ題材でショートショートと短編と書いたものや、 ドラマ化された話と原作の対比等色々と面白い。 ちなみに、サミングアップとは要約の意味らしい。
2009/03/09
skyfield
本書は、同じ体験を元にしたエッセイと短編小説、同じアイディアを使用したショートショートと短編小説、作者原作小説とそれを元にしたTVドラマのシナリオ、ショートショト教室の投稿作品と添削として書かれた書き替え作品、作者作品を原作とした劇画、エッセイ、講演録、と非常にバラエティに富んだ異色の内容になっている。個人的に一番興味を惹いたのは、皮肉にも作者の手によらないドラマのシナリオ。普段の読書体験の中では、なかなか目にすることのないものであるし、登場人物に頭の中で色々な役者をあてはめて読むのが非常に楽しかった。
2016/02/11
なんと
1993/08/28 1994/05/15
2015/01/17
感想・レビューをもっと見る