こんな話を聞いた (新潮文庫)
こんな話を聞いた (新潮文庫) / 感想・レビュー
gonta19
2007/8/31ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2014/12/16〜12/19 「こんな話を聞いた」で始まる18の短編。短いエピソードがあって、そこから広がるストーリー、という構成。さすが、短編の名手、という作品ばかり。個人的には、「フランス窓」、「青いドレス」、「骨細工」あたりが良かった。
2014/12/19
takaC
「死の一向聴・聴牌」説は説得力あるな。とりあえず自分は六向聴ぐらいだと思っておきたい。
2013/11/12
KEI
「こんな話を聞いた」で始まり、半ページ程の逸話と、それに続く短編18編。日常の中のふとした違和感、心の底に沈んでいた記憶が蘇ったり、ホラーがかった出来事が描かれ、最後に見事にオチがある。逸話からどの様なストーリーになるのかと想像したり楽しんだ。飾ってあるボーンアートを褒めた事で、次々と自作を披露する男、最後の一言、家内にお会いになりますか?が効いていた「骨細工」。野良猫を集めて餌をやっていた「猫婆さん」は場面を想像すると怖い。「フランス窓」は他の作品には無い温かさがあり読みやすかった。
2016/10/07
HiroshiKzk
相変わらずのゾクッとする話たちは何故かもう一度読み返してみたくなる。短いからさっと読めるんだけどその都度捉え方や見える景色が違ってつかみどころがない所が面白くていい。
2016/10/19
meow3
昔話のような短い寓話とそれをテーマにした短編集。どの話もちょっと不思議だったり、不気味だったりほの暗い雰囲気のものが多い。でも文章がきれいなので都市伝説風味の奇譚集と言った感じ。鴨狩りの話の落ちがよかった。猫婆さんは実話そうなところが怖い。
2018/08/23
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