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にゃんそろじー (新潮文庫 な 86-1)

にゃんそろじー (新潮文庫 な 86-1)

にゃんそろじー (新潮文庫 な 86-1)

作家
中川翔子
出版社
新潮社
発売日
2014-05-28
ISBN
9784101258812
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にゃんそろじー (新潮文庫 な 86-1) / 感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

しょこたんが集めたネコの短編集。猫にまつわる20のお話。昔の巨匠のものも多い。私が好きなのは、モノレール猫の話。女の子だと思ったよ。

2017/06/12

ぶんこ

しょこたんとニャンコちゃんとのエッセイと思って借りてきました。 しかも他区の図書館の予約待ちまでして。 一番驚いたのが、しょこたんの作品選びでした。 猫好きな私には漱石と島木健作の話には拒否反応が出ました。 しかも最初と最後が漱石の妻が出てくる話。 この妻、猫嫌いで、福猫と言われた途端に可愛がるという猫好きからみたら、とんでもない人。 あとがきを楽しみに読みましたが、選び方には触れられていませんでした。 加納さんのモノレール猫の話は既読。 何度読んでもいいなぁ。

2015/05/26

ダリヤ

ねこがすきすぎて、ねこがすきなひとたちのねこのはなしをたくさんよみたくててにとった本。時代やひとによって、ねことのつきあい、ものがたりもさまざま。わたしにははだにあわぬもの、もやもやとかなしくなるもののわりあいがおおかった。けれど、青木玉さんのその時代の生活のにおいまでかんじられる文章や、町田康さんの猫と人間の垣根をこえてしまうようなつきあい方とか、加納朋子さんの人と人をつなげるモノレールねこのはなしとか、これらのはなしにであえたことがたからものになった。

2015/01/13

優希

しょこたんこと中川翔子ちゃんが選んだ猫にまつわるお話の数々。だからにゃんそろじーなのかとつくづく感心してしまいます。そんな可愛いタイトルからは想像つかない猫の物語が沢山ありました。選んだ作家もしょこたんのイメージとは異なりましたが違和感を感じることもなく猫の物語の世界にどっぷりでした。文豪から最近の作家まで選りすぐられ、普段読まないような作家の作品も読めて楽しかったです。猫好きなら読むのが絶対楽しい1冊だと思います。『小猫』『猫の自殺』が面白かった。最初と最後を漱石つながりにしたのもお洒落です。

2014/07/14

コジ

★★★★☆ 猫の登場する短編、エッセイを集めたアンソロジー。夏目漱石の「猫の墓」、宮沢賢治は「猫の事務所」など定番作品から始まって、内田百閒、遠藤周作、星新一などなど豪華絢爛な作家陣。とにかく著名な作家達の猫作品が収録されている。猫好きも犬好きも読んでおいて損はない。どの作品も一流作家ならではの観察力で猫達を活き活きと描かき、猫愛も溢れ出ている。甲乙付け難いとはまさにこのこと。中でも「クルやお前か」などの猫を看取る話は老猫を飼う身としては意味深い作品に感じられた。ちなみに編者は「しょこたん」こと中川翔子。

2015/11/09

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