女の警察 (新潮文庫 か 8-1)
女の警察 (新潮文庫 か 8-1) / 感想・レビュー
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逃げたキャバレーの女の売掛回収を行う「女の警察」が主人公。商売道具の女たちをテクニックで惚れさせたり、当時では珍しいハプバーなどを扱い発禁レベルにまでなったとかだが、今読むとどうということはない。友人の死の謎を追うミステリー調なので飽きることはないが、新幹線土地買収に絡んだ疑獄事件という清張的な社会派の影響を受けている。が、当時はそういうテイストが普通だったのだろう・・・。性豪の老人高利貸しの登場は派手で魅力的だが、後半はひたすらミミズ千匹の女を追い求める哀れな人物として稀にしか現れず尻切れトンボ気味。
てらさか
人探しのミステリー。「~するざんす」口調の女の子に昭和を感じる。篝の最期が唐突というか、何とか違う方向で終わってほしかったなー。
2019/05/21
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