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義烈千秋 天狗党西へ (新潮文庫)

義烈千秋 天狗党西へ (新潮文庫)

義烈千秋 天狗党西へ (新潮文庫)

作家
伊東潤
出版社
新潮社
発売日
2014-09-27
ISBN
9784101261713
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義烈千秋 天狗党西へ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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如水

感想は…メチャボリューミー。かなり時間が掛かりました💧天狗党は名前は知ってましたが、いやはやまさかこんな大変な事をしていたとはつゆ知らず😩話は幕末時、幕府が横浜を開港した事により北関東の木綿栽培農家等壊滅的な打撃を受ける。この惨事を打開する為、水戸藩藤田東湖の子供、小四郎は攘夷を断行する為、筑波山に天狗党を集い挙兵する…と言った話から始まりますが、それがまさか西上する事になるとは。内部分裂や夫々の思惑が入り混じり当初の目的『攘夷』すらも変わって行く、いや変わらざるおえなかった時勢。う〜む、時は残酷😖

2018/12/18

Y2K☮

馴染みのある人物がいないので、入り込むまで時間がかかる。だが維新前夜に起きた天狗党の悲劇は知っておくべき。彼らの決起が外国の安い綿製品が大量に入ってきた事による農家の窮乏を救う為、とする見解は現在のTPPと重なる。理解者の筈の一橋慶喜に見捨てられて終わる血腥い旅路はそれだけを見れば無駄足だろう。多くの民に迷惑を掛け、死ななくていい人を多数死なせた。でもこうして彼らの苦闘の歴史を読み、何らかのメッセージを受け取る事で絶対に無駄にしない。いずれ伊東潤は上から目線を排除した、21世紀型の司馬遼太郎になると思う。

2015/01/30

誰かのプリン

天狗党草創期は、いろいろな派閥があり複雑だった。てっきり天狗党結成時から首魁は武田耕雲斎とばかり思っていたが、違っていたのには驚き。読んで良かったです。

2019/05/19

白隠禅師

面白い!歴史ものと戦と旅。幕末といえば薩長中心の京都のイメージで 天狗党は名前ぐらいしか知らなかったが当時関東でもこんな戦いがあったとは。攘夷を訴えるために立ったはずなのにそれが藩の権力闘争になっていく。志を持った人にはつらかっただろうな。

2016/11/13

金吾

天狗党の決起理由や行動が解りやすく書かれていました。当初は巻き込まれた周りが悲惨でしたが、信濃以降は天狗党の悲惨さが滲みました。憎しみの連鎖が徹底した悲劇を生んだと感じました。 久しぶりに吉村昭さんの天狗争乱を読みたくなりました。

2019/12/09

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