さよならは仮のことば ―谷川俊太郎詩集 (新潮文庫)
さよならは仮のことば ―谷川俊太郎詩集 (新潮文庫) / 感想・レビュー
けんとまん1007
やはり、谷川俊太郎さんは、自分にとって特別な人だ。詩人の枠にとらわれない人であり、詩人・・・というと、最初にでてくる名前でもある。いくつも、これまで眼にした詩があったが、こうやって改めて眼にすると、新鮮さを感じられる。それ自体が、谷川俊太郎さんの力なんだろう。最近、自分も言葉へのこだわりが出てきたが、もっと言葉を大切にしていきたい。
2021/09/20
sin
僕は考える。考えている考えていただろうけど、人はこのそのあの瞬間を生きている!?教科書で或る詩人が『僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る』と上手いこと云っていたが、僕はそんな前向きじゃない、周りが前へと進んでいってメディアが後ろを突きつけてくるが僕は足元を見て佇んでいるばかりだ。そんな処に詩人の手を離れて詩が僕の元にやってきた。詩人は印画紙に光を定着させるように文字に瞬間を込めている。僕が日頃思い悩んでいる過ぎ行く今という実存は確かな形でここにある「そうだよね!?」。
2022/09/27
オレンジメイツ
「朝のリレー」「生きる」が入っていたので手元に置いておきたくて購入。「そのあと」がまた好きな詩になった。
2021/07/12
フム
これも図書館で借りてあった本。 夜寝る前に読む本として、少しずつページは先へ進んだものの、こんな上の空の読書では頭にあまり入ってはいない。それでも、詩人という存在の悲しみを読んだ詩には、ぐっとくるものがあった。言葉が巧みであるゆえに失ったものもあったのだろうか。
2021/08/21
あきら
素晴らしい詩集でした。今の季節にすっと入り込む。 まるでラジオからたまたま流れる音楽を聴くような、先入観なしに入ってくる言葉が心地よい。 読後の爽やかな余韻も味わえます。
2021/08/11
感想・レビューをもっと見る