もう29歳、まだ29歳 (新潮文庫 し 32-1)
もう29歳、まだ29歳 (新潮文庫 し 32-1) / 感想・レビュー
じゃすぽ
29歳というか、もう30歳目前になってしまいましたが(笑)読もう読もうと思い続けてあっという間に一年経過…早っ!エッセイストの白石さん。等身大の「29歳女性」をブチまけてますね。どちらかというと独身寄りかな?29歳ならではの成長と焦り。なるほどなぁ。年齢相応の感情のラインは、時代にはあまり左右されないみたい。周りと比べて焦ることもなくなり(もともと人と違うという個性に安心するタイプなのかも)、気持ちは安定してる今だけど、ちょっとは人と比べて焦って自問自答してステップアップして…ってするのも羨ましいと感じた
2015/11/08
とも
10年前に購入し積読未読になってたのを掘り起こし、今になって読了。29歳の著者の女としての葛藤とその日常を書いた一冊。堅苦しくなく、重くもなく「そーか、そーか、女性29歳の心境とはそーなっとるのか」とウムウムしながら読ませてもらいました。
2017/07/06
しろ
タイトルが、自分も間近に迫った年齢だったので、気になって手に取ってみた。軽く読みやすい内容だったが視点はやはり作家らしい感性があり面白い。特に「ひかえめ、という褒め言葉」という話が鋭いと思った。「注目を集める人が、ひかえめであるほど、好感が持たれるのは、それを見る人が、安堵を求めているだけのことだ。」この文章には私も納得してしまう。年齢が上がるにつれて「ひかえめ」という言葉が好意的に使われていく、その背景をユーモアを交えて斬り込んで行ったところに痛快さがあった。
2016/02/14
くらげ@
(☆☆☆)29歳。環境や思うことは今も少し前も変わらないんですね。
2013/05/03
桑畑みの吉
1993年に購入後、恥ずかしながら27年間も積読本状態になっていた。購入した理由は当時の私が29歳だったからであろう。内容は友人関係や恋愛・結婚をメインとした女性の日常生活についてのエッセイ集で誰でも「それ、分かる分かる」と共感できるのではと思った。但し現代の基準では『もう34歳、まだ34歳』くらいのタイトルが適当な気がする。
2020/05/17
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