ダイスをころがせ!〈下〉 (新潮文庫)
ダイスをころがせ!〈下〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
やも
賽は投げられた🎲もう目指す道を進むしかない!皆で、全力で!!度重なる妨害工作やら、ギリギリの資金と時間やら、あげく〇〇や〇〇も出てきて、下巻になっても問題は山積み💦彼1人だけでは走り切れない道を、伴走出来る人で良かったね。でも、サキとの色恋沙汰は無い方がスッキリ骨太に読めたかもなぁ。だいぶ詰め込んであって駆け足の下巻だったけど、見方を変えればテンポが良かったとも言えるかな😁そんでこのラストがいいね!出た目は果たして…🎲✨
2023/11/29
Satomi
選挙青春小説!?当選したのか!?彼女、妻とのその後は!?!?「ダイスは転がり続けている」という気になる終わり方。候補者本人はもちろん支援者の協力がなければ途端にたちいかなくなる。敵陣のイヤというほどの嫌がらせ。過去をほじくりかえす陰湿さ。立候補を表明してから選挙戦までお祭り騒ぎのような濃密な時間を疑似体験出来る!!ハマった~♪
2015/05/09
mazda
一気読み。これは面白い!選挙妨害も敵陣営かと思ったら、そういうことだったのね、という人。情報リークやら何やら、選挙というのはほんとに魔物がいるんだろうな…。選挙の話がメインだけど、大人の恋愛話、市長と身内に関わるマネーロンダリングなどなど、読みどころがいっぱいの作品です。真保さんの本、これからもっと読んでみたいと思います。
2013/09/21
syuntaro
【選挙に挑戦する若者達を描いた痛快作】地盤も看板も鞄もないが、手作りの選挙で戦う若者達を描く快作。天地達彦の祖父の過去の真相、地元政財界の不透明な土地売買と老人ホーム建設問題の真相究明が同時進行で語られる。限られた政治資金の中でポスターや選挙カー等の手配などに奔走する健一郎。彼の辣腕振りが痛快だ。達彦は着実に政治姿勢を貫く。達彦の元彼女・サキも登場し、遂にダイスを転がす時が来た。選挙は、政治家の姿勢ではなく、有権者である国民の姿勢が試される時だという言葉には考えさせられた。政治の面白さを再発見できた一冊。
2014/06/17
くまんちゅ
選挙の内幕がよく分かる作品。街角でよく見かけるポスターひとつにしてもお金と人手がかかっているのだと気づかされた。土地の売買の疑惑についてはちょっと分かりにくいところもあったが、選挙にのめりこんでいく健一郎を通じて彼らの熱さが伝わってきた。選挙には人を引き付ける魔力があるのかも。
2010/11/30
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