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新選組おじゃる (新潮文庫 た 101-13)

新選組おじゃる (新潮文庫 た 101-13)

新選組おじゃる (新潮文庫 た 101-13)

作家
高橋由太
出版社
新潮社
発売日
2015-07-29
ISBN
9784101270692
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新選組おじゃる (新潮文庫 た 101-13) / 感想・レビュー

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❁Lei❁

再読。3巻では、フランスの山田浅右衛門ことサンソン一族の末裔・エスメラルダや、幕末最凶の暗殺者・岡田以蔵などが登場し、一気に盛り上がっていきます。沖田を守ろうとする鉄之助、その前に立ち塞がる岩倉具視、そして、かつては新選組隊士であった新政府軍……。官軍と賊軍。勝敗で決されてしまう正義と悪。明日もわからぬ世の中で、武士はいかに生くべきか。幼いながらも日本の行末を真剣に考えている、徳川家十六代当主・亀之助が立派でした。また、義経と鉄之助の最後の剣戟には泣きました。桜が散るような静かなフィナーレに涙。

2024/06/10

Falgorou

新撰組シリーズ完結編。色々突っ込み所はあるけれど、気にしなければ楽しく読める。個人的にこの勝海舟は好きだなぁ♪犬の五郎太、その後どうなったんだろう…(笑)。

2016/03/24

Moeko Matsuda

三部作の完結編。戦闘シーンが多い分、これまでの二作よりは楽しく読めた。ただ、やはり登場人物の風呂敷を広げ過ぎている印象。幕末オールスターズになっているわりには、設定を活かしきれていない。せっかく時代考証や史実の調査などはしっかりなされているのだし、戦闘シーンの臨場感などはいい感じなので、普通の時代小説として新選組の話を書いてくれたらいいと思った。

2015/08/30

カゲツナ

これで完結かと思うと寂しいね。鉄之助と犬のモモのコンビ好きだから。 新選組此処にあり!って感じの戦いもよかったな。異国の女処刑人と以蔵は似た者同士って感じだったな。 あ、犬の五郎太もいい。読み終わり、まさに『兵どもが夢の跡』な気分になりましたよ。 面白かったです。

2015/08/03

makersat

江戸と明治の転換期にある本作では、人斬りの世が終わりを告げ、人を生かすことで未来に繋げる様が描かれている。江戸が殺伐としていて、明治が安穏としていたわけでは勿論ないが、一つの象徴として「人斬り」の終焉を江戸の終焉とし、国際情勢を生き抜く日本国の始まりとしたのだろう。なお、五郎太(犬)のその後だけが抜けていて気になった。ご老体のようだったから、時を置かずに天に召されたと予想されるが、他の者達同様、ある種の幸福の中で逝けたのならばいいと願う。妖怪や幽霊が最後に活躍していたのが嬉しい。由太先生らしさを感じた。

2015/08/13

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