古都再見 (新潮文庫 は 57-11)
古都再見 (新潮文庫 は 57-11) / 感想・レビュー
KAZOO
葉室さんが亡くなられる前に九州から京都に移住して、その京都の町の思いをつづったものです。時代小説に出てくる人物にゆかりの町やさまざまな食べ物(小説などに出てくるものなども)についての話もあります。私も京都は好きなのですが最近の外国人の闊歩しているさまを見るとやはり足が遠のきます。
2024/01/18
真理そら
解説が澤田瞳子さんだったので買ってみた。随筆になると良くも悪くも新聞記者的な文章&内容になる葉室先生。「幕が下りるその前に見ておくべきものは、やはり見たいのだ」幕が下りる前に書きたいこともいっぱいあったでしょうに…そして読者はまだまだいっぱい作品を読みたかったのに…合掌
2020/03/06
Gotoran
2015年2月から京都にも仕事場を設けて暮らしていたと云う葉室麟氏、2017年12月に逝去される直前の作品、現代では無くなってしまった信念、一途、命の尊さを描き続けた著者が遺した軽妙洒脱、千思万考、珠玉の六十八編の随筆。京都をそぞろ歩いて発見したこと、京都に関する様々な歴史上の人物についての滋味溢れる文章で綴られた興味深い話が満載で大変興味深かった。芹沢鴨を始め、幕末の人物がたくさん出てくるが、生きるということの深さ、悲しさを感じさせら れた。さらに改めて、著者の見識の高さを窺い知らされた。
2024/05/02
けやき
古都京都に関するエッセイ。色々な角度から京都を取り上げており面白かったです。
2022/02/15
金吾
歴史にアプローチしている部分が多く、また地元なので現在の状況がイメージアップしやすいため面白かったです。金閣や葉隠、義仲寺の話が良かったです。読みながら老後は京都に帰りたいと思いました。
2023/07/10
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