KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

そこへ届くのは僕たちの声 (新潮文庫)

そこへ届くのは僕たちの声 (新潮文庫)

そこへ届くのは僕たちの声 (新潮文庫)

作家
小路幸也
出版社
新潮社
発売日
2011-01-28
ISBN
9784101277424
amazonで購入する

そこへ届くのは僕たちの声 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

はらぺこ

好き。プロローグは少し読みにくいかなぁと思ったけど、本編に入れば入り込めた。 解説にも書いてたけど「ハヤブサ」と小惑星探査機「はやぶさ」の事がシンクロしている気がしてたので希望を持って読み終えた。「はやぶさ」の事を知らなければ違う印象で読み終えたかも知れない。 『遠話』という特殊な能力が出てくるので、ファンタジー要素が1ミリでも入ってると嫌って方以外は楽しめると思います。オススメの1冊です。

2012/01/15

優希

植物状態の患者からの声が家族に届く事件というのが、絆を感じさせせます。連続誘拐事件と毎晩天文台に集う子供たちというキーワードは無関係のように見えますが、物語が進むにつれおぼろげに見えてきました。勇気、友情、奇蹟がつまっていました。

2021/06/02

アイゼナハ@灯れ松明の火

〈遠話〉大人になると消えてしまう不思議な能力を持った子どもたち。『僕たち以外、誰もできないから』危険を顧みず、仲間を救おうとするその姿に目頭が熱くなります。子どもたちだけの話にしないで、周りで見守り、時に行動する大人たちの姿も書いてくれてる所に救われる感じです。『いつか会えた時に、胸を張って言えるように。僕らも頑張っているんだと』そうだね、頑張らなきゃ!

2011/03/21

子供たちは本当にそんな力があって、奇跡と呼ばれることが起こっているのかもしれない。実際には有り得ないことでも、夢を見てしまう。自分には助けることができるという力を。宇宙にもと届きそうな思いを。満ちるの位置や坂下さんらの事情、かほりの空声、トントン拍子に進む警察や自衛隊や国。あら?と思うこともあったが、関係なくこの物語は美しく、優しいぬくもりが感じられる。好きだなぁこの本。うまくいく物語は素直に微笑んで真っ直ぐ心に受け止めて、静かに本を閉じるに限る。少しの間でも、彼等と仲間になれた気がして、心が暖かい。

2012/01/17

りょうこ

遠くの声を聞ける不思議な力持った子供達のお話。SF?ミステリー?とお話自体が不思議な感じでした。小路さんの本に出てくる子供達は本当に生き生きしている。読後感も良かった!

2013/07/22

感想・レビューをもっと見る