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モーラとわたし (新潮文庫)

モーラとわたし (新潮文庫)

モーラとわたし (新潮文庫)

作家
おーなり由子
出版社
新潮社
発売日
2009-03-02
ISBN
9784101278247
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モーラとわたし (新潮文庫) / 感想・レビュー

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AKIKO-WILL

子どもの時に自分しかみえない妖精のような存在がいたら、きっと寂しくない。モーラは、そんな存在。自分にしか見えないけどとても大切でさみしい時や楽しい時でも自分が思えば、呼べばすぐに来てくれる。この本を読んで癒されました。

2016/03/26

さらば火野正平・寺

絵本。不覚にも泣いてしまった。【以下ネタバレ】主人公の少女がある日出会った珍獣モーラ。周囲の人々には見えない自分だけの友達だ。少女を取り巻く環境がちらっと出るが、いずれも少し不幸である。そんな淋しい少女をモーラはいつも慰める。いつしか少女に友達が出来始めると、だんだんとモーラはいなくなり始める。そして少女は大人になり恋をする…この時のキスシーンで涙が出てしまった。何とも言えぬ良い絵本だと思った。大人になる苦さも踏まえている。孤独を支えてくれたモーラを改めて探す大人になった少女。お勧めしときます。

2014/11/04

はらぺこ

やっぱ、この人の絵好きやわ。この本は実際に書店で手に取って、一度立ち読みしてから何かを感じたり、じっくり読んでみたいと思った人が買う本やと思う。せやから、棚に置いて背表紙だけ見せるより平積みで気軽に立ち読み出来る様にしといた方が売れる筈。

2010/07/24

えり

幼い頃、誰の心の中にもモーラのような存在がいたんじゃないかな。ひとりぼっちの時や寂しい時、話しかけて、遊んで、笑って。大人になる程に忘れてしまうことが殆どだけど、思い出せばきっとまたそこに居て励ましてくれる。それはなんとも懐かしい感覚。おーなりさんの優しい絵が、ふんわり気持ちを落ち着かせてくれる。

2014/06/22

白雪ちょこ

大人な絵本。 繊細な色使いと、落書きっぽいけれどどこか癒されるような、ふんわりとしたがタッチが魅力的。 色使いのみで、どういった心情を抱いているのか、どういった場面なのかが、わかりやすくとても素晴らしい。 子供心を忘れない。 大人になったからこそ、こういった感情は大事なのかもしれないと思った。 切なくも、どこか心が温かなくなるような、疲れた時に読むべき、そんな素敵な物語。

2024/06/02

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