百円シンガー極楽天使 (新潮文庫 す 17-1)
百円シンガー極楽天使 (新潮文庫 す 17-1) / 感想・レビュー
H!deking
これも象のあし書店閉店セールで入手。いやー面白かった!昔、町田康にハマっていたころ、町田康のエッセイかなんかで紹介されてて気になってハードカバー買ったのが最初。文庫も平積みのときに買ったはずなのにうちの本棚から無くなってました。二冊とも。そんな話はどうでもええ。ストーリーは、ドサ回りの演歌歌手、リンカの悲喜こもごも。いやーこんなに面白かったんだっけな。言葉のチョイスがとにかくツボ。笑わせるんだけど、最後ちょっと泣かされた。いやー、これはオススメです!ってなかなか売ってないけどw
2019/01/28
tomi
主人公はドサ廻りの演歌歌手・リンカ。34歳(ステージ年齢は24歳!しかもだんだん若返って行く)。持ち歌もなく、客のおひねりで糊口をしのぎ、事務所社長は雲隠れし…とまさに芸能界の底辺。でも歌への愛情は人一倍で、この仕事にプライドを持っている彼女。とても軽快な文章で、経歴も怪しいやたら個性的な仲間たちとの絡みも面白い。
2013/01/05
たんかん
ドサ廻りのシンガーの夢と現実と幸せと悲しみと打算と純粋。 いろんな環境でいろんな幸せがあって、そこに行けなかった(行かなかった)自分は遠くから眺めるしかない。羨ましいけど、こんなに感情露わに他人とぶつかり合う自信はないなあ。 雰囲気は違うけど「めぞん一刻」という漫画を思いだした。
2017/03/19
笑える本を読も男!
二束三文のギャラと、ステージのおひねりでなんとか口を糊しているドサ周りシンガーたち。そんなドサシンガーの一人、夏月リンカがこの物語の主人公。ステージではキンクレコード専属の歌手ということになっているが、実はそんなところに所属はしてない。ついでにそんなレコード会社はない。また、ステージ年齢は26から24、22と順を追って次第に若返ってゆくが、実年齢は34歳だ。客とのトークで年齢がばれないよう、干支のチェックは欠かせないが、22なら干支が一周してちょうどいい。
2011/03/21
takashi
おもしろかった。大樹は何もの?
2024/09/16
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