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悪人正機 (新潮文庫)

悪人正機 (新潮文庫)

悪人正機 (新潮文庫)

作家
吉本隆明
糸井重里
出版社
新潮社
発売日
2004-11-28
ISBN
9784101289229
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悪人正機 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

吉本隆明の話を糸井重里が聞き取る。文庫にあたって補充しているところは良心的。物の見方の幅が広がるという点では貴重。吉本ばななネタが炸裂すると面白かったかも。

2013/06/21

ehirano1

かの「よしもとばなな」さんのお父さんである吉本隆明さんと糸井さんの対談本です。各章のガイド的役割として糸井さんのレビューがあり、吉本さんの思想の理解を助けてくれる読者想いの本です。吉本さんの思想は結構難解でしたが、中盤辺りから慣れてくるとハッとさせられるというか、こんな考え方もあるんだと膝を打つことが多かったと思います。第二弾はないのかな?

2022/11/18

扉のこちら側

2017年136冊め。表紙に二人の名前が大きくあるが、吉本氏が語り、聞き手である糸井氏は文中ではほとんど存在感は示さない。敗戦でこれまでの価値観がすべてひっくり返った時代の人の、その経験を聞くのは興味深い。10年やって一丁前の言葉を意識して、まずは10年読書をしようと思う。

2017/02/11

HIRO1970

★☆★今どきこれだけはっきりと物事を言い切れる人は少ないですね。本音に近い話は貴重なお話を拝聴できたと言えます。江戸弁(東京弁)なのも好感が持てて、下町のインテリ爺さんの面白い話と言った感じで気軽に聞ける感じですが、言葉は慎重に選ばれており流石は言葉の技術者だと感じずにはいられない内容でした。幅広い題材を経験や例え話を交えながらする説話は聞き手の力量の高さもあり終始飽きさせない内容でした。後書きに中学生に読んでほしいとありましたが、僕にはちょうどいいレベルでした・・・。

2013/06/27

おさむ

「物書き」の吉本御大の自説をほぼ日編集長の糸井先生がひたすら聴く。大学に行くのは失恋を経験するようなことで一度やってみたらそういうもんかとわかって良いのでは。とにかく毎日(一生懸命じやなくたっていいから)10年続けたら一丁前。肩肘のはらない落語家のようなコトバの数々が光ります。

2016/02/15

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