わたしの献立日記 (新潮文庫 さ 10-5)
わたしの献立日記 (新潮文庫 さ 10-5) / 感想・レビュー
ミカママ
名わき役であり、名エッセイストでもあった沢村さんのお献立日記。帰国時に手に入れたのを、宝石箱から宝石を取り出すように読みました。お忙しい毎日の中、食をこれほど大切にされてた日常がうらやましいとともに、憧れをもって。今日ある自分は、過去に食べたものでできている、と言ったのはどなただったか。典型的なアメリカ人家庭の食卓である我が家には、全部を取り入れることは難しいけれど、日々のお惣菜のいくつかはさっそく真似して作ってみたいと思います。手元に置いて、ときどき読み返したい作品。
2016/02/21
ちくわん
1988年11月の本。明治の方の献立日記。年を重ねることで献立も変わる。うどん、そばは朝。カレーライスは少ない。豚肉も少ない。ラーメン、餃子はない。(あくまで我が家との比較)ぬか漬け、鰹節けずり、厨芥といった時代を感じるキーワード。鳥すき、魚すきは今度試してみたい。明治人の気高さを感じさせていただいた。
2020/10/24
がいむ
絵も写真もないのが潔く、献立のメモがいろいろ想像させてくれる。朝ごはんからしっかり食べているんだなあ~。「なんの仕事も、おなかがすいていてはうまくゆかない」のはかなり同感。最後に残るのは食欲(笑)忙しくても簡単なものになってしまっても、ごはんはいつまでもつくりたいな。
2012/02/26
ライナス
ずっとノートに記された献立日記。お魚屋さんで新鮮な魚があれば、刺身や天麩羅に。旬の物を味わう様子が伺えて読んでいて楽しくなる。そして朝のサラダ。必ずいろんな種類の果物や野菜が一口ずつ入っている。真似出来たら素敵。
2012/07/15
ごま
「使ったものは、すぐきれいに洗っておかないと、今度ごはんを食べるとき、困るからね」。まったくその通りですね。 献立の一つ一つに季節感が感じられるところがすごい。
2013/01/21
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