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音楽は自由にする (新潮文庫)

音楽は自由にする (新潮文庫)

音楽は自由にする (新潮文庫)

作家
坂本龍一
出版社
新潮社
発売日
2023-04-19
ISBN
9784101291222
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音楽は自由にする (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

坂本龍一の自伝。文体からすれば、どうやら聞き書きのようだ。彼が生まれた1952年から2001までを語っている。これを読んでいて思うのは、学校教育がはたしてどれだけ役に立つかということ。坂本龍一は高校あたりから、ろくすっぽ授業に出ていない。芸大時代も音楽学部にいるよりも美術学部とジャズ喫茶に入りびたり、大学院でも卒業製作くらいしかこなしていない。もっとも、幼少期から蓄積された音楽的教養は十分に彼を涵養したようであるが。また、この人は音楽仲間にも恵まれ、海外からも早くから認められるなど順風満帆な音楽家⇒

2024/04/25

ねこ

大好きな坂本龍一の自伝。幼い頃からやはり天才だったと実感。幼少期、学生期、青年期、熟年期の写真も掲載。坂本龍一がどんな下地で、何を考え、何を感じ、その時期、どんな気持ちで楽曲を書いたのかが理解できました。わたしがよく聞くenergy flowは5分くらいでサラサラっと作ったとあり、更にどうして売れたのかわからないと…ビックリです。YMO時代には他のメンバーと色々あった事はよく知っていますが、本人目線からはこう考えていた事も知れて納得です。教授の曲を再度、聴きたいと感じました。ご冥福をお祈りします。

2023/09/15

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

(2023-53)坂本龍一さんの自叙伝。YMOの音楽に初めて出会ったのは二枚目の「Solid State Survivor」が出た頃だった。面白いというか、ポップスしか知らない私には衝撃的だった。坂本さんのこれまでの履歴を読むとクラッシックをベースに現代音楽、POPS、ROCK、JAZZ色んな音楽が彼のベースになっている事がわかるし、その度に多くの人との出会いがあったのだなぁと思った。ラストエンペラーのサントラの陰にはあんな苦労があったとは!もう彼の作る新しい音楽が聴けないと思うと残念でならない。★★★★

2023/06/10

kokada_jnet

2009年刊行の坂本龍一の自伝的な本。「エンジン」編集長の鈴木正文によるインタビューが、2007年から同誌に連載されたものをまとめたもの。『ラストエンペラー』についての話が面白く。当初は坂本演じる甘粕正彦がハラキリする予定だったのを、「ハラキリなら自分は降板する」とまでいってベルトリッチを説得した。また、映画の音楽を担当する予定はまったくなく。撮影終了から半年たって、プロデューサーのジェレミー・トーマスに突然、頼まれ、中国音楽についての知識も事前にまったくないまま俄か勉強で、2週間で音楽制作させられた。

2023/04/09

ちゃとら

【友プレ本】坂本龍一さんが亡くなってから、戦場のメリークリスマスとラストエンペラーが観たくてたまらない。ファンだったと言える程ではないけれど、昔馴染みが旅立ってしまったような寂しさを感じている。この本には2009年までの彼が詰まっていた。注意書きになっている部分が、とても懐かしかったり興味深かったりと楽しく読めた。最後まで彼が反対していた、明治神宮の再開発、私も反対です‼️

2023/05/23

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