爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫 つ 24-2)
爛漫たる爛漫: クロニクル・アラウンド・ザ・クロック (新潮文庫 つ 24-2) / 感想・レビュー
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「クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」全3部作となるシリーズ第1弾。読みやすい音楽青春ミステリ。人気バンド「爛漫」のボーカル、ニッチこと新渡戸利夫の謎の急死。この謎を追うことにした絶対音感を持つ主人公の女子高生、向田くれない。利夫の兄の鋭夫や他の残ったメンバー。音楽ライターでくれないの母むらさき。有名ギタリストの岩倉理。個性と個性。それぞれの人間関係と裏の顔。ミステリの部分も巧く合わさりながら進む展開。メイン的な事件の解決を見せる第1部。次の第2部でどんな話が膨らんでいくのか楽しみ。
2013/02/05
森オサム
クロニクル・アラウンド・ザ・クロックシリーズ1作目。音楽小説&青春ミステリーと言う感じでした。ロックは聴くのは好きですが演奏は出来ないので、ギターコードが何とか、は良く分からず。ひねくれた少女である主人公は苦手でしたが、出て来るミュージシャンは魅力的で面白かったです。事件は解決した様に見えるが、あとがきを読む限り違う展開が今後有るのかな?、続きも読んで行きます。読後「はっぴいえんど」を聴いてみた。いいね。CDは「風街ろまん」しか持って無かったのに、Apple Music便利過ぎる。次はC.C.Rも聴こう。
2022/02/12
クプクプ
地元の町のレトロな本屋さんで買いました。また両親と三人で一泊二日の水戸旅行へ出て、特急ときわの車内で読みました。津原奏水さんの本は初めて読みました。ギターやロックの専門用語や文章力はしっかりしていました。私はカラオケはうまい方ですが、楽器の演奏が出来ず楽譜も読めないので、細部まではわかりませんが、自分の読書の幅を広げるにはちょうどいい一冊でした。175ページの作品でサラッと読めてしまいますが、読む人間を選ぶ本だと思いました。津原奏水さんの他の本もぜひ読みたいです。
2018/09/30
絹恵
彼らが声をなくしたのなら、数多の人が夢をなくしてしまうかもしれない、だからさよならに代わる声を繋ぎ合わせることにしたのだと思います。声を言葉にするのではなく、削ぎ落として音として通じるものがあるならばオブリガードは見つけられます。でもまだ見えない心、秘匿せざるを得なかったものがあるように思います。(クロ・クロ vol.1/三部作)
2014/07/31
まる
これってラノベってやつなのでしょうか?とても軽い読み心地で、現実的ではないけれど面白い世界を楽しませてもらいました。『ブラバン』著者による、ロック小説。普段聞き流している音楽のコード進行とかチューニングの諸々など、改めて言葉で読むと本当に興味深いですね。モデルになったという「はっぴいえんど」の曲、聞いてみたくなりました♪次作も近々読もう!
2016/01/21
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