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読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫 つ 24-4)

読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫 つ 24-4)

読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫 つ 24-4)

作家
津原泰水
出版社
新潮社
発売日
2014-01-29
ISBN
9784101292748
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読み解かれるD: クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII (新潮文庫 つ 24-4) / 感想・レビュー

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森オサム

クロニクル・アラウンド・ザ・クロックシリーズ3作目。ミステリーとしては、犯人、動機、解決方法、全てが端正にスッキリ収まった、とは思えず、微妙な感じ。とは言え、犯人捜しのミステリーでは有る訳ですが、バンドを続ける事の難しさを描く音楽小説でも有ります。いや、そもそもの本質は主人公の成長を見守る青春小説なのだ、とやっと最後に気付いた。つまり、最初ひねくれて面倒だった少女が、最後の1行を言える女性になるまでの物語、だったのですね。良い話で、面白かった。さて、今回のあとがきは村下孝蔵、私が好きなのは「踊り子」かな。

2022/02/12

えも

「クロクロ」完結編。真犯人「オープンD」とおぼしき人物のイメージが固まってきたところで爛漫が復活し、主人公の高校生「向田くれない」と爛漫の縁が遠くなって、そして4年後。大学生になった「くれない」の父親が明らかになり、オープンDも姿を表して、事件は急展開。ちょっぴり苦いけどハートフルな大団円を迎えます。▼とても良質な津原式青春音楽小説!、たっぷりと堪能しました♪

2017/07/02

フキノトウ

巻を追うごとに、メンバー達や周りの人たちの色々な面が見えてきて、読み進めるのが恐いような面白いような不思議な感覚を覚えました。ラストがとっても素敵でした。

2014/05/31

絹恵

持つ者の孤独と持たざる者の苦悩、誰かの代わりにはなれず、でも自分らしさを見つけるほうが余程難しいです。上手く本音は言えなくて、そして頑張りすぎてしまう時もあるけれど、それがあなたらしさだから聴こえない言葉で必ず助けるから。なぜなら"ロックは失語の音楽"というその愛しかたを読み解くことが出来たから。(クロ・クロ vol.3/三部作)

2014/08/09

hanchyan@だから お早うの朝はくる

いや~・・・「くは~ってなる本棚」をつくりたくなるくらい、くは~ってなった(笑)。やっぱくらもちふさこだ!鋭夫くんとくれないの会話はやっぱりアノ雰囲気ですって。ファン暦の浅い自分は寡聞にして知らないが、津原氏の出自である所の少女小説の雰囲気を感じられた気がする。そもそもこのものがたりがミステリとしてどうなのかを問うのはヤボで、それは堂々とネタバレしてる文庫の帯の惹句が証明してる(笑)。それにしても、“少女小説”て。ナゾだ。“少年漫画”の対義語か?(笑) 調べて読んでみようっと♪

2014/04/25

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