つむぎの糸 (新潮文庫 み 11-1)
つむぎの糸 (新潮文庫 み 11-1) / 感想・レビュー
なにょう
頑張って読んだ。ふるさと土佐への思い。創作の裏話。ちょっとした一代記。40年くらい前の話。★文章作成のコツ。倖田露伴いわく「水あれば必ず流る。」。つまり、書くことがあるなら、必ず文章は書ける、と。(p129)。ただし、各人の持てる話しの引き出しは、量も中身も異なるし。時間は必要なだけかかるだろう。★昔の人は、ところてん、ところてん、いうけど、ところてん、そんなに美味しいの?
2021/12/11
ライム
私は未知の作家の小説を手に取る前に、エッセイで作家の人柄を知る。その点で本書は興味深い内容だった。何より、著者の下積み時代のエピソード。書いても書いても没原稿で採用されない。たいていの新人は半年で諦めるところを、著者は10年も書き続けたという粘り強さ。小説に限らずものを創る人は、そういったしつこさ・しぶとさは、大事な要素だよね。宮本輝先生の解説文も、著者の魅力を素晴らしく伝えていた。
2023/04/13
せぶん
★★☆☆☆
2008/06/20
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