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もう一つの出会い (新潮文庫)

もう一つの出会い (新潮文庫)

もう一つの出会い (新潮文庫)

作家
宮尾登美子
出版社
新潮社
発売日
1985-03-27
ISBN
9784101293028
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もう一つの出会い (新潮文庫) / 感想・レビュー

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かや

女性はこうあるべきみたいなことが書いてあるのに、全然押し付けがましさを感じない。本当に文章の上手い人だと思う。虚しさの感覚という章が心に残った。「考えてみれば、現代の暮らしに満足しているとはいってもこれはまことに卑小な、いじらしいしあわせであって、ここにとどまらず少しでも前進、少しでも向上、を目指す精励の気魄があれば、怠惰とは紙一重の虚しさなど決して寄せつけはしないと思うが、果たしてどんなものであろうか。」

2017/01/06

バーベナ

戦前に17歳で結婚、満州時代を経て20年間の結婚を終了後、再婚。女流作家として様々に活躍。高知三部作が好きなのでエッセイも味わうように読んだ。身体が弱く結核や病で辛い時期も多かったそうですが、鍼灸でずいぶん良くなったそう、不思議。寂しがり屋さんだけれど、芯が強い。解説は五社英雄監督。

2022/04/26

まひろん

なんとなく気難しい人かと思っていたけれど、そんなことはなく認識を改めるきっかけになりました。

2024/04/15

ライム

このエッセイ集からは、著者が作家で成功する前にどんな経歴をたどったかが判る。それは驚くほどの苦難の連続。実家の商売の悩みから、戦中戦後の満州での難民と引揚げ、帰国後も農業や保母の仕事で多忙だし。何より、文章を書く習慣の始まりが、肺結核になって死を意識して、娘に何か書き残そうとした時から、というのが凄い。小説家からは、こんな強さも学びたい。

2023/04/13

和泉花

すごくいい事言ってるなーという箇所と、そうかな??と思う箇所があった。

2020/05/16

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