生きてゆく力 (新潮文庫)
生きてゆく力 (新潮文庫) / 感想・レビュー
ann
祖母の昔話を聞いてるような、楽しい時間だった。近々「陽暉楼」を読むつもり。2回目の宮尾登美子ブーム。
2018/09/13
みんにゃりん
「櫂」「春燈」「朱夏」「仁淀川」の四部作に連なるエッセイ集。いわゆる<綾子もの>の続きを高地で書いていたという宮尾登美子さんが亡くなったのは去年の12月30日。続き、どこまで出来てたんだろうな?書かないと死ねないとこの本の中で書いてたけど、気になります。文芸書版とでは四割も内容が挿し変わってしまっているそうなので、改めて文芸書版も読みたいです。
2015/05/27
ポメ子
宮尾登美子さんのエッセイ。 前半は、昭和初期の様子がよくわかり、後半は、平家物語の執筆の裏側などを知る事ができた。
2021/10/31
niki
筆者の人生そのまま小説。実際小説になっているけれど。 匪賊に襲われたらカミソリで子どもを殺し、その後自分の喉元をかき切ろうという覚悟は戦後直後の中国では当然だったらしく、ただただ当時の筆者にひれ伏すしかない。町で育ち農家へ嫁ぎ、風習慣習文化何もかもまるで違うのに、反発せずになじんでゆく筆者。十分に生きたので早く彼岸へ旅立ちたいと日記に綴った筆者の父親。浅い浅い全然浅いよ私の人生。もっと生きなければならぬと思わされたエッセイ。この世代の人たちに敵うわけがない。
2024/09/29
こけこ
宮尾さんの本を初めて読んだ。波乱万丈の人生。まさに、人に歴史あり。簡単にへこたれちゃいけないなと元気をもらいました。これから、宮尾作品を読んでいこうと思う。
2024/06/26
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