幸福 (新潮文庫 む 3-6)
幸福 (新潮文庫 む 3-6) / 感想・レビュー
桜もち 太郎
全13話ドラマのシナリオ。作者が思いのまま勢いの中で書いたのがよくわかります。現代ドラマのような急展開はありません。心に訴えるような物語です。男と女の機微を絶妙なタッチで表現するのは自身の体験からくるものなのでしょうか。幸福は不幸の中の思いがけない片隅に転がっている。それに気が付いて救い上げることができる人が幸福と結論付けています。
2017/04/06
iwashinyan
向田邦子さんの作品を読むと、なぜだかいつだってほろりとしてじいんとして鼻の奥がつうんとしてきます。平成も今年で終わるという…今だから、今の、働くって何?結婚するって何?この選択の先のメリットデメリットは?ところで豊かさって何だ?って…頭がぐにゃんぐにゃんしてきちゃって煮詰まったお味噌汁みたいになっている人が読まれると…ちょっとだけ…よく冷やしたラムネを飲んだあとのような爽やかな心持ちになれると思います(*^^*)【アカイ ベレーハ オモイノフカサデス!】
2018/07/01
spihase
シナリオ本 いわゆるロミオとジュリエット型?の禁断の恋みたいな。 要所要所で事件がおきる。 ある程度ステレオタイプだがセリフとか切り取り方やはりうまい。小説で読みたかった
2020/10/01
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