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自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)

自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)

自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)

作家
竹内真
出版社
新潮社
発売日
2006-10-30
ISBN
9784101298511
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自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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Take@磨穿鉄靴

自転車を中心に爽やかな登場人物がキラキラする話。自分もマラソンやる前は29erのMTB、ロードバイクで休みの日は良く走ってました。作中で1日で300km走った話があったけどすごいなぁと思った。自分は静岡から浜松の往復が主な走路だったけどそれでも往復で160km。約半分。体力や脚以前に尻が痛くてそこが一番のネックだった。ランドナーや折り畳み等いろんな自転車が出てきて楽しかったしエアロバーの用途もなるほどと思ったりしたけどエピソードでサドルについても触れて欲しかったな。サドル沼は浅くはないし。★★★☆☆

2018/05/24

ちはや@灯れ松明の火

かつて少年だった青年たちも、これから少年へと育っていく子供も、その時はひとりの少年として風の中に起つ。鳥が一対の翼を持つように、彼らの傍らには身体の一部に等しい一対の車輪。新たな日々への希望を抱いて故郷を巣立った日も、夢を失って幾つもの山を越えた時も、生まれたての小さな生命へ会いに急いだ夜も、はじめて自分の小さな足で漕ぎ出した瞬間も、円い翼をひたすらにはばたかせて。風を感じる、風に背を押される、風に立ち向かう、風と共に走る、風になる。友から友へ、親から子へと、輪を描いて繋がっていく絆もまた、風の中に。

2011/07/02

Willie the Wildcat

青春を共に過ごした仲間との思い出から”再会”。息子へ夢の継承。夢って書くと大層な響きだが「時間」のような気がする。仲間との楽しい時間のみならず、自分を無にする時間。どうにも仲間3人との中学時代の自転車旅行が頭に浮かぶ。目的はなく仲間との時間なんだよなぁ。但し、本著のように3人でまた走ることはないのが寂しいところ・・・。だから(奏を含めた)仲間の”再開”は、素直に羨ましい。マウンテンバイク、ロードレーサー、ランドナー・・・、違いを踏まえて共有する時間。永遠の青春!って感じ。

2016/04/17

みーま

夢を追う男同士の友情を、少年期から大人になるまで描いた作品。まるでノンフィクションのような現実味のあるストーリーで、一昔前の・・・SNSなど関係ない時代の青年達の心理描写がリアルに表現されている。

2013/08/05

higurashi_jp

「自転車少年記」の続編的小説。単行本のほうは新潮ケータイ文庫で読んではまった。友情恋愛成長物語っていいね!

2017/07/22

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