東京番外地 (新潮文庫)
東京番外地 (新潮文庫) / 感想・レビュー
fseigojp
東京拘置所というのは以前から気になる場所であったので、面白かった
2015/10/06
岡本匠
東京において、普段は忌避される場所を森達也が訪ね歩く。雑誌「波」に連載されたもの。森達也は「放送禁止歌」から結構読んでいる。因みに「放送禁止歌」の表紙は、内澤旬子だったとの事。そうだったのか。
2017/01/08
てっしー
「東京の番外地」を著者がどう見るかに興味があった自分には、彼の思索が中心の多くの章よりも、素直に見たままを描いている章のほうが面白かった。思索中心の章では、別に東京拘置所じゃなくて他の拘置所でも、松沢病院でなくて他の精神病院でも、彼は同じ文章を書いたんじゃないか。もっと言えば、別に直接そこを歩かなくても彼は同じ文章を書けたのではないか等と勘ぐってしまった。何か編集者側の「森達也をこういう所に連れて行ったら、こういうの書くだろう」という期待にまんまと乗せられている感じがした。
2013/05/27
hiro kino
森達也さんの本をはじめて読んだ。本の感想と違うかもしれないが、森さんは人に対する接し方が優しい人だと思った。
2020/03/03
Junji Ashida
東京が好きだ。それは単に僕が田舎者だからだけではない(いや、8割ぐらいはそうかも知れないが)。この街は世界で最も長い大都市としての歴史があり、臭うような数多の人間の欲望を伏在させながら、今も変わり続けているから。 でも、そんな爛熟した東京には普段、無意識に目をそむけているいる場所、あまりにも身近過ぎてその本質を見失っている場所がある。そんな「東京番外地」を著者の森達也が巡るルポルタージュ。 皇居、東京拘置所、山谷、歌舞伎町・・・。この本を持って街へ出たくなった。僕は何を感じるだろうか。
2012/10/08
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