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誰よりも美しい妻 (新潮文庫)

誰よりも美しい妻 (新潮文庫)

誰よりも美しい妻 (新潮文庫)

作家
井上荒野
出版社
新潮社
発売日
2009-03-02
ISBN
9784101302539
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誰よりも美しい妻 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

作品途中までは、なんて受け身でオトコに都合のいいオンナなの?と、主人公・園子を好きになれなかったのだけど。読み終わった今、これほど強い女性もいないな、って見方が180度変わってます。男性にとって、神のような(は大げさでも)絶対的存在の女性になれれば、浮気も不倫も怖くないんだわね、きっと。読んでいるうちに、彼女の着ているもの、表情、ライフスタイルが浮かび上がってくるような、絵画的な作品でした。あー、あたしも絶対的な恋がしたい(・ω・)ノ

2016/05/02

じいじ

15作目の井上荒野さんの小説だが、マイベスト3に入れたい出来です。或る夫婦を双方の視点から綴った話、ユーモアがあって面白いです。或る日、夫に好きな人ができたな、と妻の鋭い感覚は察知します。でも、少々鈍い夫は「おまえはホントに美しい!」と機嫌を取ることに努めます。この物語…夫婦双方の浮気心を描いた作品ですが…夫(男)の単純な純情さ、と妻(女)のしたたかさを面白く描いた、井上荒野の快作だと思います。

2023/06/25

i-miya

2014.02.11(02/11)(初読、初著者)井上荒野(あれの)著。 02/10 (カバー) 高名ヴァイオリニスト安海惣介、その妻園子、12歳の息子深。 臆面もなく妻の美しさを口にしつつ、若い女との恋愛、やめられない。 易々と気付くが知らぬふり、園子、夫の共犯者であるかのよう。 (1)深の初恋相手、(2)園子に想いを寄す夫の親友、(3)惣介の前妻、(4)惣介のこいびとたち。 愛の輪舞。 

2014/02/11

かよぴー

【オフ会で頂いた本】美しい妻を持ちながら、若い女との浮気を繰り返す夫。それを許せる妻って〜?猫が獲物を見せて飼い主に褒めて貰いたい、みたいな男ってバカだよな〜と思いつつ、何でそんなに許しちゃうの〜とイライラ。結局は女の方が一枚上手って事。作者は絶対男だと思ってたのに、意外と女の方が書かれたんですね、と思って調べたらお父様も井上光晴と言う作家さんでした。

2016/08/22

James Hayashi

人妻であるが自他共に認める美しさを持つ女性。そんな美しい妻を持ち、結婚12年を経、子供も大きくなっていながら、ラブラブでメイクラブもしょっ中あるのに浮気をしている夫。ちょっと理解に苦しむがそれぞれの心理を描き出している作品。現在ではいろいろな形の恋愛があるのは知っているが、倫理的にどうなんだろう?

2019/05/14

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