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夢の守り人 (新潮文庫)

夢の守り人 (新潮文庫)

夢の守り人 (新潮文庫)

作家
上橋菜穂子
出版社
新潮社
発売日
2007-12-21
ISBN
9784101302744
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夢の守り人 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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zero1

夢は逃避のためにある?人生の岐路はどこに?第3弾、精神世界の話を再読。前の巻はバルサがメインだったが、今度はトロガイとタンダの師弟コンビ。一ノ妃とタンダの姪が眠ったままに。姪を救おうとして鬼神の花守りに変身したタンダ。全力で戦えず苦悩するバルサ。かつて死闘を繰り広げた狩人ジンたちの力を借りる。トロガイたちの試みは成功するのか?成長したチャグムも再登場。解説は「バカの壁」で知られる養老孟司。世界を変えたければ自分を変えろ。「よいファンタジーには、悪人はいない」と力説。次は「虚空の旅人」。

2019/08/02

抹茶モナカ

人の夢を糧として育つ花。善でもあり、悪でもある歌い手のユグノ。トロガイの過去。呪術士タンダの活躍。夢や、芸術の両義性について、ぼんやり考えさせられた一作。アラサーのバルサを中年と呼ぶのは、やはり、引っ掛かるが、そういう世界の物語なんだろうな。でも、やっぱり、中年はもっと先だと言いたい!

2015/06/27

absinthe

シリーズに脂がのってきた。今回も面白いし時間が限られた焦燥感も良い。夢の中に囚われて帰ってこられないというテーマはありがちだが、既視感はまったくない。各自、定められた使命を最大限に全うしようとする。運命を受け入れる姿に感動。このシリーズはファンタジーだが話を掘り下げるために設定を上手に使っており、道具立てがドラマと結びついていて良い。このシリーズに根っからの悪人は無い。たまたま、そうならねばならぬ運命があっただけだ。

2019/10/03

どんちん

なんとなく続きが気になっていた、バルサシリーズであった。今回は、どんな異世界ファンタジーが展開されるか、ナニゲに期待をしていたw <花>ね、まさにファンタジー!w バルサ自身の活躍は少なかったのが残念ではあったが、ジンvsダンダはとても迫力があったり、トロガイやダンダの過去や、その後のチャグムなど、ボリューム盛りだくさんで、満足のいく一冊だった。ただ、ユグノの設定が軽かったかなぁ もっと”母”との接点があったり、一緒に活躍!みたいなのがあると・・・ちょっと児童向けすぎてしまうかな?ww

2014/01/06

射手座の天使あきちゃん

人間が、悲しみや絶望から逃避したくて見る夢を糧に成長する不思議な「花」。その「花」の力に引き寄せられチャグムが、タンダがナユグ(異次元界)に囚われてしまいます、はたしてトロガイとバルサは彼らを助け出すことが出来るのか!? 今回は、人間の心のありようがテーマだったような・・・、かなり哲学的なお話でした <(^_^;  さて次はどんなお話かな、楽しみぃ♪

2011/10/23

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