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天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)

作家
上橋菜穂子
出版社
新潮社
発売日
2011-05-28
ISBN
9784101302829
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天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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どんちん

無事完結。これだけの規模の戦であったにもかかわらず、意外なくらいあっさりと終わった。普通なら、ちょっと拍子抜けなのだが、いや、事実そう感じたのだが、でもなんだかこれが守り人的な感じがしてしまった。なるほど"ふわっと"(鼎談)、まさにそう!ふわっと終わった。それは、このファンタジーの戦において勝ち負けは関係なく、この世界のバルサとダンダの"つれあい"がふわっとエンディングにあるからなのだろう。ただ、想像はつくがその他の登場人物のその後や最後までバルサ・ダンダとチャグムが再会できなかったのが心残りかな。

2014/05/23

射手座の天使あきちゃん

シリーズ最終章.・完結 これ以外無いですよねぇ結末は! (^_^)v  チャグムの煩悶と新時代を予感させる成長が良かった!、父・帝の威厳を貶めぬ退場が良かった!、そしてバルサとタンダの痛々しいけれど長閑なラストが最高!! まぁ、ついでに言えばアイオルの判断やヒュウゴの透察力のおかげで、タルシュ帝国に未来の展望があって良かったですぅ!(笑) 上橋さん長期間の執筆ありがとうございました m(_ _)m

2011/12/23

absinthe

とうとう読み終えた!10年間の物語幸せに終了。チャグムの成長素晴らしい。運命を受け入れ、逃げず最後まで戦った彼らに幸あれ。あっさり前言を覆す人間には誰も従わないが、固執して誤りを認められないものはみなを滅ぼす。バルサはこれから幸せが待っていそうだが、チャグムの試練はむしろ、ここから始まる。成長したチャグムなら、きっとやり遂げる。

2019/10/26

抹茶モナカ

なんだか、ぼんやり読んでいるうちに物語に置いて行かれて、転変地異が起こって、帝が死んでしまっていた。その際の帝の迷妄だけが印象強かった。チャグムが帝になった辺りで、物語の終焉を感じて切なくなった。ゆるゆるシリーズを読んで来たけれど、それなりに大河的な物語の終焉が切なくて、『守り人』ロス状態。なんだか、登場人物がしっかり前に進む具合や、他者を慮る様子に、現在の自分のダメさ加減を思わされて、それで読書に集中できなかったようなところもあって。苦しかった。

2016/02/21

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

瀕死の祖国へ帰還するチャグム。対峙する敵の軍勢とともに、精霊たちが棲む〈ナユグ〉が引き起こす天変地異の到来が迫ってきていた。もはや一刻の猶予もない。しかし〈天の災い〉と〈地の戦い〉から故郷を守ろうとする彼の前に、実の父親である帝が立ちはだかる。一方バルサは、無策な戦争の犠牲となったタンダの行方を懸命に探していた。自らの手を血に染め、一人の男として生きる事を願いながら、純白の衣に身を包み光の中へ足を踏み出すチャグムが眩しい。終章『青霧山脈のふもとの家』は、戦いの中に身を置き続けたバルサへの贈り物だと思った。

2015/01/27

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