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流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)

流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)

流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)

作家
上橋菜穂子
出版社
新潮社
発売日
2013-07-27
ISBN
9784101302836
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流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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射手座の天使あきちゃん

守り人シリーズの奥深さを感じさせる短編集 タンダとバルサの子供時代のエピソードです。 こんな過去の体験や感情を丹念に積み上げて、その後の守り人シリーズの世界観へと繋がって行くのかと感じさせる一冊ですね。 なぜか懐かしいような悲しいような哀愁あふれるお話でした。 描かれている料理が美味しそう!(笑)

2013/10/26

absinthe

バルサとタンダにまた会えた。若き日のバルサ、タンダを見ることが出来る。流れ行くもののタイトルにぴったり。去っていくバルサを見守るタンダ。帰ってくるバルサを迎えるタンダ。この2場面に感動が凝縮される。実はテレビドラマに挿入されたエピソードには、ここからとられたのもあった。知ってたらドラマ観るのは後にしたのになぁ。すでにイメージのある人物の若き日を書くのって、楽しいんだろうなぁ。

2019/11/11

どんちん

短編だけど、超短編から中編までそれぞれ読み応えがあってよかった。特に単純に面白いというより、奥が深すぎる「ラフラ」など、著者あとがきの「私の描いた…大変深いところまで読み取った」などを読むと、うーーーむ、自分はどこまで読み込めているのか、ちょっと不安なったり。もちろん自分の力量で感じたことが自分にとってのすべてなんだけどね。そんなことより、この10数年後に精霊シリーズが始まるのかとおもうと、とても不思議な感じがする。「寒のふるまい」が最終話でよかった。二人の行く末を醸し出してるなぁ。

2015/05/15

抹茶モナカ

バルサの少女時代を描いた短編集。ジグロや周囲の大人の様子がしっかり描かれていて、『守り人』シリーズの中では冒険こそ少ないものの、日常が描かれていて、地味だけど読みやすい。タンダとの幼い遊びの様子、酒場でのススット等、チャグムの成長譚という要素の強い本編を補完する形で日常が描かれた短編集。世界観はファンタジーだけど、内容は人間ドラマ。

2016/02/26

やっちゃん

バルサ少年?の成長譚。色んな人に会い、色んな価値観に触れることがいかに子供を成長させるかよくわかる。親との絆も深まりますね。「城塞」で淀殿に囲われた秀頼を読んだ直後だけに身に染みた。こんな親子旅いいなあと思ってしまった。

2023/03/24

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