龍馬参上 (新潮文庫)
龍馬参上 (新潮文庫) / 感想・レビュー
NAO
坂本龍馬に関する5つの短編が収められた短編集。そのうち宮地佐一郎の「海援隊誕生記」と綱淵謙錠の「西郷隆盛と坂本龍馬」は、歴史書のようだ。残りの3作品はどれも主人公が坂本龍馬ではなく、ちょっと変わった視点から描いたもの。阿部龍太郎の「龍馬暗殺」は近江屋事件で坂本龍馬と中岡慎太郎を殺害した3人とされているうちの一人高橋安次郎が主人公で、織田作之助の「蛍」の主人公は寺田屋の嫁登勢、船山馨の「刺客の娘」は近江屋に襲撃した渡辺吉太郎の娘。この3作品が、おもしろかった。
2023/06/27
ジュール リブレ
坂本龍馬をモチーフにしたアンソロジー。見廻組の、切る側からが2作。あと、織田作之助が描いた寺田屋のお登勢さんの話が白眉だった。
2014/09/24
雨巫女。
龍馬って、書き手にとっても魅力的だったのかな。私は、龍馬さんが脇役の『蛍』(織田作之助)が、好きだな。ちなみに主役は、寺田屋のお登勢さん。
2010/12/21
シン
坂本龍馬にまつわるアンソロジー。面白かった。一気読み!
2014/11/12
ひろ
龍馬好きには、楽しいのかもしれないが、基本的に龍馬を持ち上げ過ぎで気持ち悪い。唯一「蛍」が異色を放つ。
2012/11/21
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