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すべては今日から (新潮文庫 こ 38-2)

すべては今日から (新潮文庫 こ 38-2)

すべては今日から (新潮文庫 こ 38-2)

作家
児玉清
出版社
新潮社
発売日
2015-01-28
ISBN
9784101306520
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すべては今日から (新潮文庫 こ 38-2) / 感想・レビュー

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molysk

俳優・児玉清は、蔵書二万冊を超える、芸能界きっての愛書家であった。本書は、児玉の逝去の一年ほど後に出版されたエッセイ集である。児玉の紡ぎ出す美しい文書を知ったのは、城山三郎の「そうか、もう君はいないのか」の文庫版の解説であった。本書にも収録されている同著の書評を読めば、夫婦の深い愛情に胸を震わせた、読後の感動がよみがえる。本を愛し、その素晴らしさを書評として伝えることは、児玉のライフワークであった。本書に収録された多くの書評からは、読書の愉しみを少しでも多くの人に伝えたい、という児玉の想いが伝わってくる。

2021/10/11

団塊シニア

幅広いジャンルの書評からいかに読書好きであるかが理解できる、大学の卒業式の日に母の急死、そして進路が変わり俳優人生、そんななかで本に対する熱い思いが伝わってくる内容です。

2015/04/18

美登利

芸能人の中でもっとも有名な愛書家である、児玉清さん。読メでもその死を悼む声は多かったですね。あれは東日本大震災の混乱の最中でした。たくさんの本の書評をされていますが、ここまで海外ミステリー作品がお好きだったとは知りませんで、疎い私にはむむむ?と唸るものがあり。それでも簡単なあらすじからちょっぴり興味のひかれる本もありました。日本文学の中では私の大好きな市川拓司さんの書評もされていて嬉しかったです。他にも読んだ本に児玉さんと共感できることを見つけたりすると、自分までほめられたような良い気分にもなりました。

2015/05/13

goro@80.7

週刊ブックレビューでディヴァ―「ボーン・コレクター」を熱く語って下さったお陰で手に取ったし、玉岡かおる「天涯の船」ケン・フォレット「大聖堂」も氏に教えてもらった。自身の履歴や憂国の想いまで語られているが、やはり本の紹介が上手くて読みたいと思う本が沢山出来てしまいました。作品策引きが無いのが残念でページを捲り返して探さなきゃ。新たに知ったオブラー・ウィンフリーのTVってまだ現地ではやっているのでしょうか?何を紹介しているのか興味が湧いた。あとあの篠沢教授あっての児玉氏だったのですね。初めて知りました。

2021/02/06

KAZOO

2年近く前にハードカバーで読んでいたのですが、最近文庫版が出版されたのでまた購入して読んでしまいました。ご自分の好きな洋書の話や本の話が多いのですが、人生のコーナー、たとえな卒業式のときや奥さんとの出会いのときなどもうまくちりばめられていて楽しめます。また読みたい本が増えました。

2015/02/10

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