KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ドンナ ビアンカ (新潮文庫)

ドンナ ビアンカ (新潮文庫)

ドンナ ビアンカ (新潮文庫)

作家
誉田哲也
出版社
新潮社
発売日
2016-02-27
ISBN
9784101308739
amazonで購入する Kindle版を購入する

ドンナ ビアンカ (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Yunemo

ドンナビアンカ、イタリア語なんですね。真っ白なピュアな女性ですか。馬鹿馬鹿しいほどの、狂言誘拐事件とピュアな恋愛模様、なんだかしっくりせぬまま最後まで、というのが本音です。でも、「ドルチェ」で知った「魚住久江」という人物像にいろんな場面で共感でき、気持ちの揺れ動きがそのまま伝わってきます。人の気持ちの読み方が心地よく、周りの同僚との絡みも、この年齢だからこそできる術。誰かに手を引かれるより自分の足できちんと歩く、こんな生き方が身につく年齢。だからこそその疲れを癒してくれる存在が必要。この心情吐露に本筋が。

2016/05/22

モルク

女刑事魚住久江と一課時代の腐れ縁金本との金魚コンビ「ドルチェ」の続編。外食企業役員副島と店長村瀬が誘拐され身代金が要求される。その捜査にあたる金魚コンビ。村瀬側のパートと魚住側が交互に進む。副島の愛人瑶子こと楊白瑶と村瀬の擬装結婚、それ以前からの村瀬の瑶子への想い、そして純愛。さらに副島の最低な男ぶり…そして魚住の女性ならではの視点が物語に光をあてる。今回は警察小説というよりは恋愛小説。瑶子と村瀬、この二人の未来が明るいものでありますように。

2022/03/16

修一朗

「白い女」ってなんだ,魚住さんのことか? となんとも的外れな思い込みから読み始めて,途中でタイトルの意味が分かったら,こっちのストーリィがメインか、と普通の警察小説だと思っていたのに切ないラブストーリに変貌だ。まっすぐな純愛物語と警察捜査が交錯しながら徐々に近づいて最後にはすんなり繋がる展開が巧い。途中ちょっとだけ「人が死なない決まりじゃなかったっけ?」と不安になったけど、優しく事件は解決したし最後まで温かい文章だった。穏やかな気持ちで読了できて満足。

2016/03/21

あすなろ

久江は思った。何やら童話の一場面を見ているかの様な…。こんな場面を赦してしまうのが久江らしいし、ドルチェシリーズらしい。ドルチェシリーズ第二巻は長編で堪能させて頂いたのである。解説にある様に、警察小説と恋愛小説をブレンドしたかの様な作品なのであった。ところで、ドルチェ・久江シリーズはもうこれで終わりで姫川シリーズに合流してしまうのか…。それがそうであるのならばとても残念な事である。

2024/08/13

やな

村瀬が無事でよかった(´◡`๑)幸せになってほしいな~

2016/07/03

感想・レビューをもっと見る