レンアイケッコン (新潮文庫)
レンアイケッコン (新潮文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
せっかくなので、三部作コンプリート。あらまぁ、やっぱり続きものだったのね。うーむ、わざわざ三部作にするためだけに描かれた作品、みたいな。設定がアマすぎるし、人が死にすぎる。映像向けかもしれない。
2019/02/06
ゴンゾウ@新潮部
恋愛3部作の完結編。ニューヨークで出会った運命の人との別れ。失意の中でメールで知り合った人との新しい恋の予感。その人が意外な人だった。メールのやり取りがもどかしく最初からオチは分かってしまったが、こんな話も分かり易くていいなぁと思う。最後にハラハラさせてしまう展開も嫌いじゃないです。まさしくメルヘンチックで絵本のような作品でした。
2015/12/15
10$の恋
小手鞠るいさんの「レンアイ3部作」最終巻。各主人公の女性が程よく繋がっている。アメリカ留学中の"雪香"の恋愛理想は「たったひとつ素晴らしい恋をして結婚すること」_。いつも散歩するパークのベンチで男性が絵を描いてる。「青い色が好きなんです」、スケッチブックには素敵な青空。絵と彼にドキン♡。求めていた恋の予感だ。やがて恋人となり将来の約束、二人で見つめたひとつの未来。ところが日本に帰国したとたん、連絡が途切れる。まさか失恋か…。一途な恋は巡り巡って奇跡を起こす_。小手鞠るいさんの「レンアイ3部作」を満喫♡♡♡
2024/08/30
きなこ
マンハッタンのブライアントパーク、「夢見るベンチ」での出会いというシチュエーションはロマンチックすぎるきらいはありますが、美しい言葉で綴られた文章は優しい気持ちにさせてくれます。恋は一生にひとつだけ、そして結婚もその人と。という恋愛観の雪香でしたが、恋したクロヤギさんを失い、新たに現れた黒やぎさんとのメールのやりとりで癒されていきます。〝黒やぎ〟〝白やぎ〟通信はメルヘンな童話のよう。解説のやなせさんがおっしゃるように純真な恋愛小説です。そして思考だけは乙女な私はこういう小説、嫌いじゃないです。
2020/03/08
milk tea
『詩とメルヘン』に投稿していた小手鞠さん。 その雰囲気が漂う3部作でした。 黒ヤギさんと連絡が取れなくなってしまったのはどうして?まさかの結末でした。ギリシャで書き遺した絵葉書の余白には何を書きたかったんだろうと想像すると、泣けました。 もう一人の黒やぎさんと白やぎさん。 ちょっと出来すぎかな〜と思ったけど、 言葉選びしなくてもいい自然な会話が心地よかったです。 幸せになって欲しいです。
2023/01/07
感想・レビューをもっと見る