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伊藤ふきげん製作所 (新潮文庫 い 70-1)

伊藤ふきげん製作所 (新潮文庫 い 70-1)

伊藤ふきげん製作所 (新潮文庫 い 70-1)

作家
伊藤比呂美
出版社
新潮社
発売日
2003-12-01
ISBN
9784101312217
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伊藤ふきげん製作所 (新潮文庫 い 70-1) / 感想・レビュー

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HMax

「思春期の人々は不機嫌です。あの人たちと暮らしていて、つい負けそうになるのは、あの不機嫌さです。」、本当にそう。「子供に売られた買わなくても良い喧嘩を買って、無視しとけばよかったと後で後悔」、「親を何だと思っているんだ」「なんでもないよ、ただの人間」、本当にもうあるあるだれけで、なんだか安心しました。やさしい思春期臨床で紹介されていたので読んでみました。思春期女子についと親の気持ちが良くわかる、付箋だらけになる良い本でした。スマホのある現代、もっと大変な気分です。

2020/10/30

メタボン

☆☆☆ 思春期の娘を持つ親が読むと共感できるんだろうな。私には子供がいないので、どこまで理解しているかわからないが、共感は出来たような気がする。摂食障害は悲壮感すら漂うが、不思議と暗さはないのは、伊藤比呂美の文章のおかげだろう。実際は相当大変だったと想像できる。

2023/09/19

Yu。

住み慣れた環境から一転‥ちょっと複雑な家族構成の出来上がりと同時にいきなりの海外移住という言葉も文化もまるで異なる世界に身を置かざるを得ない13歳、11歳の娘達の心境はどれほどのものだったろうか。。そんな彼女達(『おなか ほっぺ おしり』)と向き合う母 比呂美の2年に渡る家庭内戦争がお得意の“しろみ節”によってクスっとマイルドに味付けされた家族奮闘記。。そういえば、しろみさんってなにかと茨の道へ進んでしまう傾向あるよね(๑¯ω¯๑)

2017/05/09

還暦院erk

図書館本。昔これを単行本で買って読んだことがあったのだが内容を殆ど忘れていた。ただ、思春期のカノコちゃんのあれこれが露悪的に記されていてちょっとカノコちゃん可哀想なんて思ったっけ。今回再読して、カノちゃんサラちゃんの思春期は母=ひろみさんに随分振り回されたのだなぁと再認識。個人的意見だが、母というのは自分の恋愛や身内との不和などで「息子」は損なわれないように気をつかうが、娘は丸ごと巻き込む気がする。ひろみさんも息子3人だったら違う方向で生きたのかも知れないよ…。

2022/02/28

朱音

娘の立場で考える。思春期真っ只中の姉妹、年の離れた幼児で母は手一杯、ステップダッドはアメリカ人というだけでも大変なのに言葉が通じないアメリカに住まなきゃなんない…不機嫌なんてアタリマエ。私ならグレるかもよまったく。どうしても「母視点」で見るから、もうまったく、とかだからハラタツんだよねなんて思っちゃうけど。しかし伊藤さんは強いや。

2009/12/16

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