花の名前: 向田邦子漫画館 (新潮文庫 さ 31-5)
花の名前: 向田邦子漫画館 (新潮文庫 さ 31-5) / 感想・レビュー
パフちゃん@かのん変更
向田邦子の作品を柴門ふみが漫画にした短編集。どれも男女の関係がらみ。泥臭く普段あまり読まない分野です。
2013/01/08
藍
柴門さんの漫画と向田邦子さんが書く<オンナ>の小説は相性が良いような気がする。 生々しさもありつつ、どこか哀しい男女の間の深い深い溝。そして後味がなんとも言えない結末。ぞくっとしました。 最後に収録されている「春が来た」の結末はほろ苦いものの悪くなく、ほっとしながら本を閉じられたかな。
2017/02/05
ツキノ
再読。柴門流アレンジもあわせてたのしめる。おとなの「毒」もじわじわと来る…久世光彦氏との対談もいい。
2012/07/01
駄々猫
柴門さんの漫画はいまひとつ好きになれないので、この人が向田邦子作品を描ききれるものだろうかと疑ってかかっていたが、存外に良かった。文章とはまた違った味わいがあり、それは柴門さんの解釈だとわかっていれば、悪くないと思える作品。「嫌な女」の描き方が上手い。
2011/07/12
Hiroki
志木図書館 とんでもないカスを引いた。絵は下手糞の極み。原作(向田邦子)が持っている人間の脆さを”表面的”になぞっているだけで、奥底にある肝心要の強さやしなやかさがきれいさっぱり失せている。というか周囲に寄りかかるだけの柴門ふみには無理なお仕事だった。全く奥行きがなく陰影もない。どこまで向田カラーを汚すのかを確認し今後の戒めとするべく最後まで読んだ。読まなかったことにしても良いのだが、新潮社の出版社としてのレベルを肝に銘じようと思った。糞カスを引いた。
2024/11/07
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