七つの危険な真実 (新潮文庫)
七つの危険な真実 (新潮文庫) / 感想・レビュー
りゅう☆
明かされる真実により驚きの展開を見せる七つの物語。私の魂が肉体に戻る条件とは?「透き通った一日」、マッチ箱に秘められた推理劇「マッチ箱の人生」、偽造カード事件の共有「返事はいらない」、ある誘拐事件で決断したこと「過去からの声」、「襲われて」得た出会い、ある意味読んでると眠くなる「眠りの森」。真実が明らかになるたび悲しかったり、不気味さを感じたり、安堵したり。料理屋の女将の元を訪れる嫌な客が引き寄せた意外な関係に心打たれ、溢れる涙を抑えることができなかった乃南アサさん「福の神」が一番心に響いた真実だった。
2014/12/18
Smileえっちゃん
人間の愛と憎しみ、心の転機を、七人のミステリー作家が描き出す意外な真実。短編集ながら、読んだ事のない作家さんに出会え、面白く読めました。初作家の連城さん 過去からの声、乃南さん 福の神が良かったです。
2022/05/31
harupon
有名な7人の小説家たちのミステリー短編集。「透き通った一日」赤川次郎「マッチ箱の人生」阿刀田高「返事はいらない」宮部みゆき「福の神」乃南アサ「過去からの声」連城三紀彦「襲われて」夏樹静子「眠れる森」北村薫。どのお話もすっごく面白かったです。中でも一番印象深かったのは、連城三紀彦さん。いままで読んだことがない作家さん。「過去からの声」が収録されている文庫「夜よ鼠たちのために」と乃南アサさんの「「福の神」が収録されている文庫「不発弾」を読んで見たいです。
2022/02/24
Shoko
「福の神」、「返事はいらない」が好みでした。「過去からの声」も面白かった。アンソロジーもたまにはいいな。さらっと読めて、すきま時間に読むのに最適だった。
2018/06/24
OHモリ
・人権団体アムネスティへ売上収益の一部を寄贈するためにミステリー作家7人が書いたオリジナルミステリー・アンソロジー。だからと言ってアムネスティと小説の内容には全然関連がなさそう。
2024/01/20
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