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とんぼがえりで日がくれて (新潮文庫 は 8-8)

とんぼがえりで日がくれて (新潮文庫 は 8-8)

とんぼがえりで日がくれて (新潮文庫 は 8-8)

作家
灰谷健次郎
出版社
新潮社
発売日
1989-06-01
ISBN
9784101331089
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とんぼがえりで日がくれて (新潮文庫 は 8-8) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

【再読】時々灰谷さんを読みたくなる。短編9作。鼻の奥がツンとしたり、胸がドキッとしたりする。心のどこかで私自身を冷めた目で見ている私がいる。江國香織さんの解説も好いな。どこまでも子供の眼で語る灰谷さん。もういないんだなぁ・・

2018/04/18

優希

どこか懐かしい感じのする短編集でした。子供たちが生き生きと駆け回り、読んでいてほっこりしました。子供の目線そのもので物語が書かれているので、子供たちの想いそのものがダイレクトに伝わってきます。子供たちの想いをそっと胸に大切に閉じ込めたくなるような短編集でした。

2014/09/27

そうたそ

★★★☆☆ 大人になってからも童話を読む機会はあるが、やはり著者の童話は格別だ。子供の頃に読んでも、大人になった今読んでも面白い。その読んだ歳ごとに感じ方も違ってくる。本作はどちらかというと、児童に向けて書かれたものに思えるが、うず潮見物の船の中に作られたツバメの巣をめぐる表題作が良かった。著者ならではの優しい視点で書かれたストーリーに和んでしまう。マサト君の家出を描く一篇「いえでぼうや」もまたユーモアに富んでいて面白かった。

2023/08/24

toe

灰谷健次郎ってこんなんだっけ。懐かしくていろんな意味でふわっとした。子どもの気持ちや言動の表現がリアルですごい。たのしい話かと思いきやびっくりするようなことが起きたり、大人になって改めて読んだら結構衝撃的だった。(神保町/小宮山書店ガレッジセール)

2017/07/05

縁栞

★3.5  ≪ 胸の奥にそっとしまい込んでおきたい、灰谷童話9編 ≫  いつもの灰谷作品以上に、より子供目線で描かれたやさしい童話集でした。 絵本になりそうな物語ばかりで、読みながら微笑ましい気分にずっと浸りっぱなしw どの話も十分に魅力的でしたが、中でも「いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね」は10ページほどの短さでありながら、こうも大きく心を動かされるとは…。 たまにこういう奇跡みたいな物語との出会いがw いっちゃん、大好きです。 あたたかな優しさに包まれる珠玉の一冊でした。

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