ワルのぽけっと (新潮文庫 は 8-15)
ワルのぽけっと (新潮文庫 は 8-15) / 感想・レビュー
書の旅人
まだ読んでない本があったんだなぁ…。年度末の古本屋巡りで迷ったあげく購入。帰って書棚を確認したら、やはらなかった。灰谷さんの本と出会ったのは、まだ中学生の時。『わたしの出会った子どもたち』を泣きながら読んだ。以来、子どもの詩に興味がわき、あちこちの本屋を探し回ったものだ。思えば、その本との出会いがなければ、夢が生まれなかったかもしれない。障害だ、国籍だ、異性だ、年齢だ、そんなものは一切関係なく、訪れた子どもたちが笑って楽しんでくれる場所。この時から始まっていたのだ。
2016/01/01
縁栞
★3.5 ≪ 子どもたちと担任教師の悲喜劇を通じ生きることの素晴らしさを描く ≫ 大人も子供もきっと楽しめる、珠玉の5つの物語がここに。 どんな子にも可能性があり、育った環境によっても大きく変わるのだろう。 大人にとっての正解が、子どもにとっても正解とは限らない。 例えそれがどんなに正しくとも。 灰谷作品を読むことで、子どもの隣にそっと寄り添える力が生まれた気がする。 「チューインガム一つ」。 それは、ほんの10ページの物語。 私の魂は、この美しい痛みを忘れない。
Ryotaro Tsunekawa
短編集。子供の目線が大人の目線と少し違ってしまっている話がたくさん出てくる。で、大体じいちゃんばあちゃんは一回りして子供の味方なことが多い。そう考えると、大人の目線の方が生き物として不自然なのかもしれないなあと思った。ワルもいっぱいでてくるけれど、優しさがもっといっぱい詰まった本。
2015/02/03
Hiro
胸を締め付けられる。一方で気付くと顔がにやけている。灰谷作品も昔読んだものだが、親の立場で読むと自分の感じるものはまた違う。読後に子供たちの顔がみたくなった。
2013/02/23
つむじ
そのまんま、ストレート・・・
2011/12/09
感想・レビューをもっと見る