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母なる海から日本を読み解く (新潮文庫 さ 62-5)

母なる海から日本を読み解く (新潮文庫 さ 62-5)

母なる海から日本を読み解く (新潮文庫 さ 62-5)

作家
佐藤優
出版社
新潮社
発売日
2012-10-29
ISBN
9784101331751
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母なる海から日本を読み解く (新潮文庫 さ 62-5) / 感想・レビュー

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ehirano1

「国家の罠」、「獄中記」と本書は佐藤優氏中期の三部作と云っても良いのではないでしょうか。しかし本書はけっこう骨が折れました。5章までは容易に付いて行けたのですが6章からは引用が多くなったせいもあってかなかなか整理できませんでした。長~いあとがきになんとか救われましたが(なんか最近あとがきに救われることが多い?)、再読必須です。

2017/09/16

gonta19

2012/10/31 Amazonより届く。2016/9/11〜9/16佐藤氏が、母親の産まれ故郷である久米島を中心に据えて自分のアイデンティティを探る、内省的な書。なかなか興味深い視点である。しかし、沖縄や周りの島々についてほとんど何も知らない自分に驚いた。やはり、無知は罪なんだろうこ。

2016/09/16

kawa

著者と大田正秀元沖縄県知事との対談集「沖縄は未来をどう生きるか」に刺激されてこちら。氏のお母さんの出身地・久米島新垣の杜を世界の中心地ととらえ、仲原善忠氏「久米島史話」、「おもろさうし」等を題材に、久米島を、沖縄を、日本を、世界を考察する。自らもっとも内省的と称する作品なので、なかなか手ごわい部分もあって飛ばし読みのところもあるのだが非常に興味深く読了。

2021/04/25

沖縄にルーツを持つ佐藤さんならではの視点を持った本。沖縄について、何も知らなかった自分に気付かされた。

2016/09/17

gtn

第二次大戦終戦後、ブラジル日系移民による日本の敗戦を信じない人々「勝組」に沖縄出身者が多かった理由は、佐藤氏が他で引用する「易姓革命」で説明できないか。つまり久米島を含む沖縄人は、この終戦まで一度として「負けたこと」がないのである。その都度、君主を乗り換えてきたから。今回も我々が君主として信任した軍国日本が負けるはずがない。仮に、恐ろしいことだが、万一敗北していたとしたら、異郷の地にいる我々にとって君主の乗換先がない。だから、日本の勝利を信仰するしかない。

2017/11/07

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