外務省に告ぐ (新潮文庫 さ 62-6)
外務省に告ぐ (新潮文庫 さ 62-6) / 感想・レビュー
ehirano1
第6章は涙なしには読めないです。沖縄戦時の沖縄の悲劇、そして沖縄戦を生き残られた著者の御母堂の死。しかし前川大尉(著者御母堂の命の恩人)の「こんな戦争に負けたくらいで日本は滅びない」には心底シビレマシタ。そうですよ、負けたくらいで滅びてたまるか!です。
2017/12/17
サトシ@朝練ファイト
田中・ブレジネフ会談の時、発言を紙に落としてなかったんだ。それから鈴木議員が田中議員と組んで・・・というくだりには笑えました。
2015/02/22
ehirano1
第6章における鳩山元首相の実像に関する項は大変興味深いものでした。マルコフ連鎖の確率論は大いに結構なのですが、「政治」、特に国家元首という立場での政治では不足なんでしょうね。ふと、桜井章一(雀鬼)氏が「麻雀は確率ではない。天運と地運が必要」といっているのを思い出しました。
2018/07/07
ehirano1
単なる暴露本ではないところが佐藤優氏らしいです。第3章の“「外務省」という病」(○○という病というのは中村うさぎ氏を意識したのでしょうね)”では偏差値エリートに心底ウンザリさせられました。とは云っても佐藤氏は具体的な改善策を提案し、そして当該省へ「ガンバレ」とエールさえ送ります。これは決して皮肉ではないと当方は感じています。頑張ってください、外務省!
2017/10/21
佐島楓
まさに告発書、まさに伏魔殿。高級官僚の世界はこれほどまでに腐敗しているのか。とにかく恐ろしい世界である。著者も一部その恩恵にあずかっていたことは隠さない。一部よくわからなかったり承服できない文章もあるものの、日本の将来を憂える結果がこの本だと思う。インテリジェンスについての本は、これからも読んでいきたい。
2014/05/12
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