ランクA病院の愉悦 (新潮文庫)
ランクA病院の愉悦 (新潮文庫) / 感想・レビュー
なお
★★★☆☆ 短編集。それぞれ面白さはあるが、なんかスッキリしなかった。受診する側の絶対的な信頼がないと、医療の機械化は無いだろうな。少なくとも受診する側の人間が作っている訳だし。
2016/06/07
Yunemo
久々の海堂作品。13年当時『ガンコロリン』、もういいやと思って手にせずに。おまけのあとがきにて、作家10年目であることが。短期間の間に絶対的な海堂ワールドを作り上げたことに感嘆。ほぼ全作品がリンクしていて、時系列に、地域的に圧倒的な広がりを持たせてました。いつの間にか遠ざかって。今回の5編にも懐かしい名が随所に。各編、楽しまさせていただきましたが、日本の医療の将来が垣間見られます。健康増進、ガン征圧、病院の特定化、ほんとにこれでいいの、との警鐘。人は死ぬべき生き物、地球規模での人類駆除、まさに身に沁みて。
2016/06/05
マコポン
短編集。将来起こるであろう(?)医療の世界の行く末を考えさせられる作品。ランクA病院には掛かれないけど、掛かってみたい。
2016/07/14
shiozy
医療小説と言えば、海堂尊である。その経験に裏打ちされた医療現場のリアルさは、他に類を見ない。本書は短編集である。さぞかしリアルな医療小説だろうと期待した向きには、少々肩透かしである。この肩透かしが、これまでの海堂尊像の別な面を見せてくれるという意味で出色なのである。ユーモア小説ありパロディ小説ありで、「こんなに面白い人だったの海堂尊」と驚くに違いない。あとがきによれば、ご本人はいたって真面目に世の中への警句だと書いているが、私的にはおもろい海堂尊である。
2016/06/21
あむぴの
短編集。なんだか、内容がよくわからん。星新一さんみたいって書いてるレビューもあるね。速水さんが出てきてうれしくなる。海堂尊さんの作品では、知っている人物が出てくるとテンションが上がる。2016年6月、新潮文庫。
2016/07/22
感想・レビューをもっと見る