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スカラムーシュ・ムーン (新潮文庫)

スカラムーシュ・ムーン (新潮文庫)

スカラムーシュ・ムーン (新潮文庫)

作家
海堂尊
出版社
新潮社
発売日
2018-02-28
ISBN
9784101333151
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スカラムーシュ・ムーン (新潮文庫) / 感想・レビュー

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そる

ワクチン製作の話かと思いきやそれは末端で、壮大な政治改革の話。主人公彦根は元医者の観点から『医療を変えるには政治を変えないと』と策士として奔走。その奔走っぷりが、そこまでやるのか?!とびっくり。また先見の明があるのでどこまでもやる。預言者みたい。政治の話は難しかったがこういう風に情報操作したり蹴落とし合いしたりするんだろうな、と諦念。養鶏場の娘と運送屋の息子が社長になって紛争する成長譚は清々しい!「「問いに対し問いで返すのは詐欺師の常套手段です。僕に協力してほしいなら、質問に対し誠実にお答えください」」

2020/04/03

キムトモ

久々の桜宮サーガ🏥サーガは数年前に時系列で読了済。ラストは飛び級の天才児で着地し、ナニワネタの彦根も余韻残してたな…と読み開始。今作も道化師が右往左往し、かっちゃ回します…でまたまた… 今度はスカラムーシュは九州へ落ち延びるようです。これでサーガは90%終了したとのこと。続きを待ちましょう🧖(ノ-_-)ノ~┻━┻次はサーガのスピンオフへ🏥

2020/09/16

KAZOO

海堂さんの本は久しぶりです。最初の頃の小説はかなり病院に限られていたと思うのですが、これはかなり異なる展開を見せてくれました。最初は若い人向きの青春小説家と思いきや厚生労働省や大学、政治家まで絡んで読んでいてごちゃごちゃした感じがあります。シリーズものの続きなのでしょうね。前の本を読んでみようと感じました。

2018/04/05

Aya Murakami

第4回新潮文庫紅白本合戦対象本。 加賀のタマゴ生産業者さんの話に始まりインフルエンザの話や霞が関の黒い陰謀に展開して…。医療ミステリー自体経験が浅いので理解が追い付かなかったのですが、ウイルスが変異する仕組みは分かりやすくて勉強になりました。異なるタイプのウイルスが混ざり合って成立する大きな変異…。いつ新型インフルエンザのパンデミックが起きるのか…。一般市民として大惨事を想像するのも怖いですが、ワクチンを製造する人々の軋轢もまた悲惨。

2019/02/17

Akihiko @ VL

海堂尊さん24冊目の読了。シリーズ≠サーガ。リンク≦クロスオーバー。日本小説界の何処を見渡しても、ここまで裾を広げた作品群を私は知らない。そして永きに渡ったこの時代に終止符を打つのは天下の大法螺吹き・スカラムーシュこと彦根新吾その人である。医師でありながら目の前の患者には手を施さず、国を救う為に国家を相手にペテンを働くその姿は勇しく痛々しい。サーガ全てを網羅してきたガチヲタとしては、正直これで終わりなんて信じたくない。いつか彼等とまた会える日々を夢見て、海堂さんの新作を待ち続けるとしよう。

2018/07/14

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