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トットチャンネル (新潮文庫)

トットチャンネル (新潮文庫)

トットチャンネル (新潮文庫)

作家
黒柳徹子
出版社
新潮社
発売日
1987-03-27
ISBN
9784101334028
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トットチャンネル (新潮文庫) / 感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

1984年(30年前)に書かれた、1953年(60年前)の話。NHKはTV放送に向けて専属の俳優を募集することになり、6000名の応募の中から17名が選ばれた。大昔の話なのに、試験問題やらその時のエピソードやらがとても詳しくユーモラスに(大真面目に)書かれていて面白い。生放送の時代のエピソードが笑えます。特にニワトリの話がツボでした。「窓ぎわのトットちゃん」の感性そのままの天然ともいうべき個性が光ります。潰されそうになった個性をそのまま受け止めてくれた飯沢匡先生が素晴らしい。

2016/05/19

ホークス

黒柳徹子氏は、芸能の仕事を戦後のNHK劇団から始めた。本書はその頃を回顧した自伝。楽天的でそそっかしい。元気だけど「普通」に合わせるのが苦手なトット。感傷的すぎず、気持ちのこもった文章にすっかり引き込まれた。失敗して落ち込んだり個性を否定されても、そこから前を向いて歩き出す。傲慢なのではない。コンプレックスも含めたマイナスを時には強みと考え、時には伸びしろに変える。私もトットの様に懸命に生きたい。テレビ草創期の数々のエピソードがとても愉快。何もかも手作りの現場に、新しいものを作ろうとする熱気が溢れている。

2023/07/31

tomi

新版が出たのを見て本棚の奥から探して読む。テレビ草創期にNHK専属のテレビ女優一期生になった黒柳さんの悲喜交々のさまざまななエピソードや失敗談が披露されている。ドラマでも生放送で、誰もが素人で手探り状態だった頃の珍妙な事件の数々が面白い。スタジオのあちこちに「終」のカードが落ちていて、どうにもならなくなるとカメラに貼り付けて終了とか(笑) 著者の素直で好奇心旺盛な様子は若かりし頃より健在。渥美清や左卜全ら大物のユニークなエピソードも楽しい。

2016/03/07

HIRO1970

⭐️⭐️⭐️中学生か高校生の頃に読んだ本の再読です。図書館本。当時どの程度理解出来たかは分かりませんが面白い本との印象は残っていました。今読むと天才肌の物怖じしない所と数々の失敗談の内容と非常に早口でひそひそ話が出来ない点等からきっとアスペちゃんなんだろうという感じがします。決して平坦な道ばかりではない人生の前半生の中で家族や友人の一部の理解ある温かい眼差しに支えられて、著者はへこたれず自分を信じてその優れた能力を開花させていきます。自分って変わっていると悩んでいるような人に特にオススメします。

2015/01/25

つたじゅん

トットちゃん可愛くてモテモテだなあ。天然すぎるほど天然で、泣かされたエピソードもユーモアにあふれている。

2016/07/03

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