トットのマイ・フレンズ (新潮文庫 く 7-3)
トットのマイ・フレンズ (新潮文庫 く 7-3) / 感想・レビュー
meg
黒柳徹子さんがいまでも笑顔でいられるのには、やはり側にいる人々のパワーをいただいているのだろうと思われる。本書には、錚々たるメンバーとの豊かな交流が描かれていてすごい。素晴らしい。私もいつも支えてくれている人々に感謝したくなった。
2024/07/26
ゴロチビ
続トットちゃんを読んだばかりだったせいか、この本にふと手が伸びました。30年以上前の執筆ですがやっぱり面白い。それにしても絢爛豪華なお友達の面々。アランドロンとも交友があったなんて。長年に亘りこの世界でご活躍というだけでなく、黒柳さんの人間性がこれらの凄い人達を引き寄せるんだろうなぁと思いました。二度登場のユルブリンナーさんの壮絶な舞台は黒柳さんの筆によってまるで自分もそこで観ているような胸苦しさ痛々しさを覚えました。向田邦子さんや坂本九ちゃんとの突然の別れも友人なればこそ、辛かったことだろうと思います。
2024/01/17
よし
誰もが超一流の人達との交友録。「王様と私」のユル ブリンナー、「太陽がいっぱい」のアランドロン、「欲望という名の列車」のテネシー ウィリアムズ。そしてフィリップ殿下ーー。彼らとのエピソードはどれもすごく、映画の名場面のよう。しかも品格があり生き生きとした人物描写で、一気読み。「もともとおしゃべりには才能かあるうえに、ものおじしない性格と、持ち前の好奇心、言葉以上にキャラクターの魅力で、外国の有名人の心さえもつかんでしまう」なるほどとおもう。
2021/01/25
めんこ
黒柳徹子さんの凄さがわかる。向田邦子ファンとしては、あの留守番電話の声が頭の中で聞こえてきて、悲しくなる。人生はあざなえる縄の如し。
2023/11/24
あゆころ
トットちゃんの交友録、その交際範囲の広さたるやフィリップ殿下までご登場…!国籍年齢性別問わず彼女の語り口で更に魅力的に感じるフレンズたち。向田邦子さん、九ちゃんの章は哀しい。哀しいけどあたたかい。世間、なんていうものはとりさった独自の目で素直に相手を受けているのがとても清々しい、そして何故かかわいい一冊。
2016/06/19
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