ため息の時間 (新潮文庫)
ため息の時間 (新潮文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2016年242冊め。裏切り、裏切られる男と女の話。寂しがる女と、悔しがる男というあとがきに書かれている言葉にはっとさせられる。「口紅」と「濡れ羽色」が印象に残る。
2016/04/09
七色一味
読破。男性目線の短篇集。「終の季節」は良かった。男はこずるく、女はこざかしい。各編とも、読み終わった後、思わずため息をついてしまう。ただ、そのため息の意味は、各編それぞれ…。
2013/08/03
も
いやぁ、胸糞悪い男が多いなぁ。でもちょっとほっこりするのやホラーなど色々な要素が入っていて楽しめました。
2016/10/27
もぐたん
灰色の重いため息しかない9篇、と思いきや、ラスト1篇は毛色が違ってぐっとくるものの、後味悪いのについ読んでしまうという路線を貫いてほしかった。妻や恋人に対する困惑や後悔が男性目線で語られることで、女性の強さ、狡さ、したたかさをより鮮明に炙り出し、メリハリのある展開でしっかりと読ませてくれる。このスタイルは男と女の果てし無い隔たりを際立たせて面白い。作者の思惑通り心を動かされた作品。★★★★☆
2020/12/16
ユウユウ
初読ではないはずですが、だいぶ内容を忘れていました。短編集で読みやすいです。男女の恋愛を描かせたらやはりうまいですね。
2015/05/30
感想・レビューをもっと見る