海国記〈上〉 (新潮文庫)
海国記〈上〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
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時は11世紀の平安末期、摂関政治が凋落し、院政が勃興し始めた白河法王の御代、日宋貿易に夢を託した船乗りや商人、受領等の新興勢力の勃興と並行して展開する上下巻のプレ平家物語。瀬戸内海の名族神渡しの水竜と少女千鳥(後の祇園女御)が、宋商陳四郎を助け出し、その日宋密貿易の手引きで、藤原顕季や平正盛(清盛の祖父)と出会いから物語は展開しながら正盛の子忠盛や顕季の孫の信西へと引き継がれ正にプレ平家物語の様相へとなっていく。次巻の展開が楽しみです。
2021/11/27
gonta19
2008/1/5 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2011/12/16〜12/22 主にサスペンスを主戦場にしてきた服部さんが時代小説に挑んだ本作。平安の終わり,宗との貿易に命運をかけた人達の物語。世は院政の時代,平氏の勃興の様子も描かれ,これまでこの時代の物語を読んだことがあまりなかったので興味深く読めた。が,巻末に系図が載っているのは良いのだが,あまりにも登場人物が多くて,ちょっと苦労した。上巻の最後の方は清盛が主役になりつつある。来年の大河ドラマ(見るつもりはないが)の主人公でもあるので,下巻での
2011/12/22
タカシ
藤原家三代にわたる話。残念ながら途中で挫折、流し読みでした。
2016/03/25
Yoko Oishi
ちょっといつもと毛色が違う。時代もの。
2013/05/03
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