我は景祐: 幕末仙台流星伝 (新潮文庫 く 31-4)
我は景祐: 幕末仙台流星伝 (新潮文庫 く 31-4) / 感想・レビュー
のぶ
戊辰戦争を仙台藩側から描いた膨大な著作だが、いろいろと勉強になる部分も多かった。仙台側から見ているので、薩長は敵方で悪逆非道の軍として描かれている。そうなると仙台藩は正義と言う事になるのだが、これがどうにもだらし無い。藩内で意見が割れて統一できずにフラフラと揺れまくる。いざ戦いになっても負けてばかりと言う体たらく。主人公の景祐は槍道場の主で学問も出来る文武両道の巨漢。奥羽越列藩同盟を実現に尽力した人ですが、身分的には仙台藩の下級武士。好人物だが、主人公の割に出番が少なく、タイトルとのギャップを感じた。
2023/01/25
トシヒーロー
戊辰戦争を仙台藩からの視点で見ていく。知らない事も多く、主人公の若生文十郎影祐なる人物は、全く知らなかった。仙台藩の内政が主戦派と非戦派が中々まとまらず、後手後手になった感が見受けられたが、ここをもっと早く結論出来れば、また違った結果もあったのかも。漫画賊軍土方歳三にも出てきた細谷率いる鴉組などありイメージしながら読めたのも良かった。
2024/06/24
シンチャイナ
幕末、戊辰戦争に臨む仙台、伊達藩を描く
2023/05/13
かずさん
すごい真っ直ぐな男だった。
2023/04/01
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